『「美少女戦士セーラームーン」-Amour Eternal-』 『「美少女戦士セーラームーン」-Amour Eternal-』

武内直子原作の『ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」-Amour Eternal-』が10月15日(土)に開幕。前日にゲネプロと囲み取材が行われた。本作は、「美少女戦士セーラームーン」の20周年記念プロジェクトの一環として2013年より上演するミュージカル「美少女戦士セーラームーン」(セラミュー)の新作公演。今作から新たなセーラー5戦士がお披露目、セーラー10 戦士のコスチュームも進化するなど、フレッシュな公演となる。

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囲み取材には新生セーラー5戦士の、セーラームーン・月野うさぎ役の野本ほたる、セーラーマーキュリー・水野亜美役の竹内夢、セーラーマーズ・火野レイ役の小林かれん、セーラージュピター・木野まこと役の楓、セーラーヴィーナス・愛野美奈子役の長谷川里桃に加え、今作が4度目の出演となるタキシード仮面・地場衛役の大和悠河が登壇。

野本は「タキシード仮面様とセーラー10戦士、そしてカンパニーの皆さんとともに、セーラームーンの愛をお届けできるようにがんばります!」、竹内は「私たちが新たな5戦士となります。前作まで演じられた先輩方が3年間、必死に作り上げたセーラームーンへのたくさんの愛と、セーラー戦士との友情を受け継ぎ演じることにプレッシャーはありますが、私たちにしかできないものをお届けできれば」と意気込みを語った。また、大和は「1年に1度だけ男になる、タキシード仮面・地場衛になるのが大変快感です」と微笑み、新生5戦士について「本番が近づくにしたがってどんどん強くなっていった。作っていく過程がすでにみんなを戦士にしていっている」と話すと、5人のキャストは目を輝かせた。

セラミュ―第4章となる本作は、人間の美しい夢に住むというペガサスを探し求め、高校生になったうさぎたちに“デッド・ムーン サーカス団”が魔の手を伸ばすというストーリー。うさぎたちは地球存亡の危機があると知り、この星を守るためにセーラー戦士の力を再び集結させる。

舞台はセーラー5戦士の新曲『Speed of Light』で幕開け。セーラー10戦士による華麗なアクションや歌に加え、デッド・ムーン サーカス団の華やかなアクロバット、エリオス役の平山ひかるによるコンテンポラリーダンス、ポップな衣装など、見どころは盛りだくさん。ストーリーはわかりやすく、コミカルなシーンもあり、今作で初めて観劇する人も楽しめるはずだ。本編後のスペシャルライブショーでは『ムーンライト伝説』などおなじみの曲も披露される。

公演は10月23日(日)まで東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoで上演後、福岡、大阪を巡演。

取材・文:中川實穗