当サイトのミニコーナー「1クリック投票」の5月のテーマ「使っている無線LANルータ(親機)は?」の投票結果をまとめました。四つの選択肢のうち、1位は「自分で購入したもの」で、2位に「無線LANは使っていない・わからない」が続きました。購入、レンタルなど、何らかの方法で無線LAN(Wi-Fi)を導入していると回答した割合は9割弱に達し、多くの方が利用しているようです。

最初にお断りを。「1クリック投票」は、誰でも回数制限なく投票できる簡易アンケートです。厳密なアンケート調査結果ではありませんので、ご承知おきください。2012年5月のテーマ「使っている無線LANルータ(親機)は?」の集計期間は5月6日~6月5日の約1か月間。合計402票のご投票をいただきました。

1位の「自分で購入したもの」は、総得票数の75.1%に当たる302票を集めました。一番安い価格帯の製品なら、5000円以下で購入できます。スマートフォンやタブレット端末、ノートPCなど、無線LAN親機が発した無線を受信する子機側は標準で無線LANに対応しているので、導入にあたってあまり費用はかかりません。無線LANに対して、「設定が難しそう、わからない」「機器が高い」「セキュリティが心配」といったイメージをおもちの方は、3回にわたって掲載した記事<超簡単講座 イチから学ぶ無線LAN>をぜひお読みください。

2位以下はほとんど差はなく、「無線LANは使っていない・わからない」(41票)、「レンタル(有料)」(36票)、「無料レンタル・無料プレゼント」(23票)の順でした。投票数は少なかったですが、まだ無線LANを導入していなかったり、最大通信速度の遅い古い無線LAN親機を使い続けていたりする場合は、費用面でお得な無料レンタルサービスや無料プレゼントキャンペーンを利用するといいでしょう。

例えばソフトバンクモバイルは、提供条件を満たす希望者に無線LANルータを無料で提供しています。KDDIも、今年2月14日から「Wi-Fi HOME SPOT」として、宅内向け無線LAN機器の有料レンタルサービスを開始し、8月31日までに申し込めば、通常月額525円の利用料(レンタル料)を永年無料にするキャンペーンを実施しています。条件に該当する人は、利用してはいかがでしょうか?

無線LANは、当初、パソコンの有線LANの置き換えとして注目されたものの、通信速度の遅さや設定の複雑さ、面倒さから伸び悩み、「ニンテンドーDS」などのゲーム機に採用されてから、ようやく普及しはじめた印象があります。無線LANの設定を簡単にする「AOSS」などの設定技術や、より高速で通信できるIEEE 802.11対応製品の登場、スマートフォンの普及も追い風になりました。インクジェットプリンタ、テレビ、レコーダー、デジタルカメラなど、無線LAN対応機器は増える一方です。将来は、家庭内ネットワークは有線ではなく、ケーブル不要の無線(Wi-Fi)がメインになりそうな感じです。

【BCNからのお知らせ】

・現在、投票中のテーマ(6月のテーマ)は、「一番気になる『新カテゴリ』の製品は?」です。記事ページなどの右下、「1クリック投票」コーナーから投票をお待ちしています!

「ウレぴあ総研」更新情報が受け取れます