男の子が素直にまっすぐ育つ「言葉がけのコツ」って?

男の子の身体面について理解が深まったところで、メンタル面のお話に入りましょう。

子どもが幼稚園や小学校に入り、「知りたい!」「やりたい!」を原動力に外へ出ていくようになると、ママはうれしい反面、「これはしちゃダメ」なんて声を荒げてしまうこともありますよね。とくに男の子の場合、その傾向が強いようです。

そこで『いまどきの子を「本気」に変えるメンタルトレーニング』の著者で、メンタルコーチとして高校球児を甲子園に導いた飯山晄朗さんに、幼稚園・小学校低学年男児をやる気にさせる言葉がけについて伺いました。

----自分で考える子にしたいなら見守るべし!

まず気をつけたいのが、お母さんが「子どもが失敗しないように」と考えすぎていないか、ということだそうです。親が危険なものをひとつずつ先回りしてつぶしてしまうと、小学校の高学年ぐらいになっても自分自身で考えなくなるそうです。

なかには、親が「それは失敗だ」と思っても、子どもはそれでいいと思っているケースもあります。そのうちどこかで本人も「あれ?」と気づくもの。その時に「何でダメだったのかな」という話をすればいいのだそうです。

子どもを育てるキーワードは、見守ること。子どもを見守れているかどうか信じられているかどうか、ということです。

----お母さんが喜んでくれると“やる気”になる

とはいえ「ごはんを食べてほしい」「宿題をやってほしい」など「まずこれをやってほしい」という状況は毎日ありますよね。子どもの気持ちを向かせるためには、どうしたらいいでしょうか。

ひとつは、楽しいと思わせること。もうひとつ、楽しくないけどやるのはどんな時かというと、「やればお母さんが喜んでくれる」と思った時なんだそう。「ごはん最後まで食べられたね!」「もう宿題やってるの? すごいね」という風にほめてあげましょう。

また、何かを指示するなら「危ないからダメだよ」「うまくいかないからダメだよ」ではなく「していいよ」「できるよ」が基本。やらないでほしいことではなく、やってほしいことを伝えていくことが大事です。

人は、「信頼されている」と思えば前向きに頑張れるもの。子どものやる気を促す言葉がけを上手に取り入れ、子どもが委縮することなくのびのび育つ環境を作ってあげたいですね。

→詳しくは「男の子が“素直にまっすぐ”育つ! 言葉がけのコツをメンタルコーチに聞いた」(よりみちこ)を読んでみてください。
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