【本】甘い物は脳に悪い/笠井奈津子著

2011.11.6 10:30

仕事のパフォーマンスを上げるのに、甘い物はよくないというのが著者の主張。甘い物を食べると、急激に血糖値が上がり、一時的に疲れがとれたような気分になり、頭もすっきりと勘違いする。ところが、血糖値が急激に上がると、血糖値を抑えるために体が大量のインスリンを分泌。結果、甘い物を食べる前よりも血糖値が下がってしまい、集中力が続かなくなるらしい。

 何とも挑発的な書名の新書に目が留まった。私はお酒も煙草もやらないが、無類の甘い物好きなのだ。

 甘い物は脳に悪い すぐに成果が出る食の新常識

 背表紙にはこうある。

 成功している経営者は、気分転換に甘い物を食べたりはしない。仕事の効率が下がることを知っているからだ。一方、仕事ができない人にかぎって、身体によかれと思って市販の野菜ジュースを毎日飲んだり、低カロリー食品を選んだり、頻繁にコーヒーを飲んだり、サプリメントをとったりしてますます太り、仕事も伸び悩む。

 野菜ジュース、低カロリー食品、コーヒー…これ、普段の私ではないか。だから、仕事が伸び悩んでいるのだろうか?

 ちょいと喧嘩を売られたような気分で、一冊を読み進めてみた。

 この本は、ビジネスパーソン向けに書かれている。従って、目的は仕事のパフォーマンスを上げること。

 で、パフォーマンスを上げるのに、甘い物はよくないというのが著者の主張。甘い物を食べると、急激に血糖値が上がり、一時的に疲れがとれたような気分になり、頭もすっきりと勘違いする。ところが、血糖値が急激に上がると、血糖値を抑えるために体が大量のインスリンを分泌。結果、甘い物を食べる前よりも血糖値が下がってしまい、集中力が続かなくなるらしい。

 その他、仕事のパフォーマンスを上げるために、

  • 朝昼夜、とにかく三食を欠かすな。特に朝食が重要。
  • よく噛んで、食を味わう
  • 疲れたりストレスがたまったときは、甘いものではなくビタミンCを
  • 遅い時間に夕食を取ると疲れが残る。

 等、栄養士である著者の知見に基づいた具体的なアドバイスが、目次に並んでいる。

 しかし、だ。そんなこと、言われなくともわかっている。わかってはいるんだけど、朝食を抜いても朝ギリギリまで寝ていたい。午前の会議が延びたり、午後すぐの訪問に急いだりで、昼食を30分程度で済ますことが多い。寝る前の食事はよくないといわれても、実際、帰宅するのは夜遅いし、毎晩外食で済ませるわけにはいかないず、どうしても夕食は就寝1~2時間前になってしまう。

 ベストな食生活を送るのは、なかなか難しい。

 ただ、一見「栄養原理主義」的な本に見えるが、明日からでも実践できる身近な改善案も書かれてある。

 例えば、コンビニでは何を選ぶべきか?

 おにぎり、たんぱく質メインの肉や魚のおかず。それに生のサラダとインスタント味噌汁を足すのがいいらしい。サラダは、ポテトやカボチャよりも生サラダ。イモ類、カボチャは野菜の割りに糖質を多く含んでいると。サンドイッチは栄養素が微量な割に脂質が多いため、片手で食べるものなら、納豆まきのような巻物タイプのおにぎりを。

 牛丼チェーン店で食事をする場合は?

 並盛りで約500キロカロリーなので、サイズはスタンダードにするべき。味噌汁よりも、ちょっと金額をプラスして、根菜たっぷりの豚汁に変更するのがおすすめ、と。

 ファストフード店は、ハンバーグよりも照り焼きチキンのような原形が分かる物を。サイドメニューはフライドポテトよりもサラダを選ぶのがよい。

 さて、ここ数週間、この本に基づき、コンビニ夜食を実践してみた。

ゆで卵、大豆サラダ、カットフルーツ

 すべて、会社の前にあるセブンイレブンで購入。三つで400円弱。

 確かに食後、頭がすっきり、意識がくっきりし、腹持ちもいい。ぜひ、多忙なビジネスパーソンに体験していただき、ご感想をお聞きしたい。

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紙で10年、ネットで10年。どちらもお任せ編集者。ぴあ株式会社 総合営業局 専任局次長、。ホームページブログ

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