3.金銭感覚のギャップを埋められない夫婦

恋人時代にはわからなかった金銭感覚のズレは、夫婦になるとよりいっそう身にしみてしまうもののひとつかもしれません。恋人同士でデートしていたときは羽振りの良さをみせていた彼氏が、結婚して夫になったとたん、財布の紐を締め出すこともあるでしょう。

結婚後、毎日の生活費についてのつかい方や将来設計においての貯金の仕方など、夫婦で共有しておかないといけない部分で意識のズレが生じていると、これもまたのちのち大きな問題に発展しかねません。

とくに金銭面という現実的な部分でのつかい方において、夫と妻がそれぞれしっかりと把握できていればベターでしょう。生活するうえで絶対に必要になる家計のことは、お互いに納得しておきたいところです。

4.そもそも夫婦での会話が少ない

夫婦間の意識のズレを生みやすい環境として、一番に考えられるのは、実は“そもそも夫婦での会話が少ない”という場合です。

家事や育児を念頭に置いて生活している女性側が多いことに対して、男性側は仕事が忙しくて帰りが遅かったり、家庭のことを省みる機会が少ないケースもあるでしょう。

いずれにしても、妻と夫の間で起こった意識のズレを解消するには、お互いに腹を割って話し合うことが必要。せっかく話し合える時間が持てても、どちらかが遠慮してはっきりと考えを言えないとこれがまた不満因子になってしまうことも。

夫婦での会話を増やす、コミュニケーションを多くとるなど、お互いのことを都度確認できる時間があるといいでしょう。

不満があっても、例えば話を聞いてもらうだけでも、ちょっと気持ちが軽くなることもあります。いくつになっても、夫婦でのコミュニケーションは大事にしたいものですね。

もしも夫婦間の意識のズレが生じたら、それに気づいた早い段階で、不安要素を摘んでしまいたいところです。どちらかが「これは気のせいかも」「ちょっとぐらい自分さえ我慢すればいい」などと思ったり、相手任せにして野放しにしておくと、とりかえしのつかないことになる可能性大。

お互いに直面する出来事に対して、「自分はこう思っている」ということを夫婦で把握しておくだけでも、そこから改善できるように事前に行動できることもあるかもしれません。

結婚してからも、みなさんが仲良く心地よい夫婦でいられますよう、応援しています!

大阪生まれ。出版社勤務後、ライター&編集者として独立。エッセイ本『どうしても、結婚したかった。1000人の男性と出会った私の婚活ラプソディー』(発行:東京ニュース通信社/発売:講談社)2024年4月1日発売。音楽、日本・韓国などのドラマやTV・映画といったエンタメから恋愛・婚活・育児など女性向けジャンルを手がける。公式サイト