全国の家電量販店やECショップでPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、12月のタブレット端末の販売台数は前年同月比141.5%。特にアップルは前年比209.8%と大幅に伸長した。年末商戦に加えて、1月14日のWindows 7サポート終了に伴うPCの買い替えの候補としてタブレットが選ばれたことも影響しているようだ。

12月週次のメーカーシェア推移では、アップルが4週連続で70%超えを達成。Android勢はファーウェイ、NEC、レノボの順で並んでいる。ファーウェイ、NECは前年を割ったが、レノボは133.2%と成長しており、1月以降は順位変動が起こる可能性もある。

シリーズ別では前月に続き、「iPad 10.2インチ 第7世代 Wi-Fiモデル」が首位をキープ。11月は32GBモデル+128GBモデルのシェアが32.9%だったが、12月は48.3%と15.4ポイントも伸ばした。アップルはベストテン圏内における製品数も7製品と圧倒的。2020年もタブレット市場におけるiPad一強の状況は続きそうだ。(BCN・大蔵 大輔)

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。