『ティム・バートン&ダニー・エルフマンのハロウィーン・コンサート』リハーサルの模様 『ティム・バートン&ダニー・エルフマンのハロウィーン・コンサート』リハーサルの模様

昨年、映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』をオーケストラの生演奏で楽しむ『ディズニー・イン・コンサート』で美声を披露したジャック・スケリントン役のダニー・エルフマンが、再び帰ってくる。明日、10月22日(土)・23日(日)に『ティム・バートン&ダニー・エルフマンのハロウィーン・コンサート』が東京・東京国際フォーラム ホールAで開催。20日には都内某所でリハーサルが行われた。

【チケット情報はこちら】

今回のコンサートは、ティム・バートン監督とダニーがタッグを組んだ全15作品を総勢130人のオーケストラとコーラスで生演奏するコンサート。2014年に日本でも開催されたコンサートの再演で、前回同様にジョン・マウチェリが指揮を務め、東京フィルハーモニー交響楽団が演奏、洗足フレッシュマン・シンガーズ/NHK東京児童合唱団がコーラスを担当する。また、スペシャルゲストとして、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』でサリーの吹き替えをした土居裕子も出演し『サリーの歌』を披露する。

この日が初のリハーサル。コンサートをリードするジョンは、「また来日できてうれしい」と久しぶりの再会に笑顔で挨拶。その表情からも、同じ顔合わせで開催できることを心待ちにしている様子がうかがえた。

今年、スペインのバルセロナでも同内容のコンサートを行ったジョンは、楽譜を見ながら手早く且つ丁寧に各楽器に指示を与えていく。身振り手振りで演奏の盛り上がりを全身で表現し、メロディを口ずさみながら演奏に入るタイミングなどを指導するジョンは、実に楽しそう。『チャーリーとチョコレート工場』や『ピーウィーの大冒険』の演奏で自分の指示に適格に応えるオーケストラの面々に、ジョンは満足な表情で返す。演奏と手直しを繰り返し、次第に熱が帯びてくると、楽曲はカラフルに生き生きと生まれ変わっていった。

コンサートと同様に、会場にはモニターが用意され、実際に流れる映像とともにリハーサルは行われた。映画の象徴的なシーンと、ティム・バートンが作品製作時に手描きしたスケッチなどをつなぎ合わせた特別編集映像は、『シザーハンズ』や『フランケンウィニー』などの作品を一層深く味わうことができるはずだ。

2日間のリハーサルを終えると、東京国際フォーラム ホールAでのゲネプロを経て、本番を迎える。『ティム・バートン&ダニー・エルフマンのハロウィーン・コンサート』は、10月22日(土)・23日(日)開催。チケット発売中。

取材・文:門 宏