【6】経過は早めに伝える

子どもを病院に連れていき、経過がわかったら、職場にも一報をいれましょう。

子どもの病状を気にかけてくれている人もいますし、翌日以降、休みが必要なのであれば、その調整も必要です。

早退をさせてもらったことへの御礼を伝え、引き継ぎ事項があればもれなく伝え、自分がいない間、周囲の人の仕事に大きな支障が出ないよう、最大限の配慮をしましょう。

【7】次の出勤日には、御礼+恩返しの意向を伝える

子どもの病状がおちつき、無事に次の出勤ができたら、自分がいない間に仕事のフォローをしてくれた人全員に御礼を言いましょう。

「先日は、お力添えをいただきありがとうございました。おかげさまで、今朝、子どもは元気に保育園に行きました。今後、私でお役にたてることがあれば、何でもおっしゃってください。」

このように、子どもの経過報告と共に、今後、少しでも恩返しがしたいという誠意を伝えると、さらによいでしょう。

その後は気持ちを切り替えて、明るく仕事に取り組んでくださいね。


子育てをしながらの仕事は、決してたやすいものではありませんね。
男性ばかりの職場では理解を得難いこともありますし、同じ職場に、家族や周囲のサポートがあるママがいる場合、「○○さんは普通に仕事ができているのに・・・」と比較されてしまうケースもあるでしょう。
残念ながら、こういった人たちに、自分の立場を完全に理解してもらうのは、難しいのが現実です。

必要以上に肩身のせまい思いをしないためにも、事実と感情を切り分けることを心がけましょう。「自分で子どもを見なくてはならない」という伝えるべき事実は伝える。あとは、周囲にできるかぎりの感謝と気遣いをする。
職場の人に「申し訳ない」という自責ではなく「ありがとうございます」という感謝の心でいることが、感情を整えるコツです。

 接客コンサルタント。ひとり一人の魅力を輝かせる接客マナーの専門家。資生堂ビューティコンサルタント、キッザニア東京スーパーバイザーのキャリアを経て、講師として活動。女性視点の丁寧さあふれる接客術は「すぐに実践できる」と高い評価を得ている。述べ3000人以上の指導経験を持ち、幅広く支持されている。