『奇蹟がくれた数式』

「ぴあ」調査による2016年10月21日、22日のぴあ映画初日満足度ランキングは、国籍も身分も違うふたりの天才数学者の出会いと奇跡を実話を基に描いた『奇蹟がくれた数式』がトップに輝いた。

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映画の主人公は、イギリス人数学者G.H.ハーディと、独学で数学を学び“アインシュタインと並ぶ天才“と称されたインド人ラマヌジャン。第1次世界大戦下の激動の時代、ラマヌジャンは驚くべき“発見”をしたことで名門ケンブリッジ大学に招聘され、ハーディと出会う。偏見や人種差別などから孤独に陥るラマヌジャンだが、ハーディは彼の発見を証明しようと奮闘し、やがてふたりの間には友情が芽生えていく。

本作は“数学”や“数式”をテーマにした、一見すると難しそうなストーリーだが、出口調査では「数学の世界がどのようなものか映画を通して知ることができた」「知識はないが、数式の“見方”に気付かされて楽しめた」「数式の美しさが伝わってくる素晴らしい作品。興味深い描写が多く、今からでもまた数学を学び直したくなった」といった声が聞かれ、“知らないことを知る”楽しみや、“新たな発見”も得られる作品だったようだ。

さらに、丁寧に描写された人物の心情や時代背景が、より一層、観客を引き付けたようで、観客からは「学者同士のねたみや葛藤など心理描写が繊細で、映画に入り込みやすかった」「学者としてのラマヌジャンだけでなく、ひとりの人間を取り巻く家族愛や時代背景がとても丁寧に描かれていた」「時代背景が忠実に再現され、色々な視点から考えたり感じたりできた」といったコメントが寄せられた。

なお、満足度ランキングは、橋本愛と宮崎あおいが娘・母役で初共演を果たした感動ストーリー『バースデーカード』が2位に、内村光良とHey! Say! JUMPの知念侑李がふたり一役で主演を務めた『金メダル男』が3位に入っている。

(本ランキングは、10/21(金)、22(土)に公開された新作映画8本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)

『奇蹟がくれた数式』
公開中

(C)2015 INFINITY COMMISSIONING AND DISTRIBUTION, LLC. ALL RIGHTS RESERVED./(C)Richard Blanshard/(C)Kevin Nunes

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