出荷金額と前年同月比の推移

日本電機工業会(JEMA)は10月25日、調理家電・生活家電・理美容関連機器などの白物家電の2016年9月度の国内出荷金額を発表した。国内出荷金額は前年同月比106.2%の1873億円で、2か月ぶりに前年を上回った。

製品別では、電気冷蔵庫が427億円(前年比101.9%)、ルームエアコンが393億円(同108.3%)で、ともに2か月ぶりにプラスとなった。また、電気洗濯機は293億円(同111.6%)で、3か月連続でプラスとなった。

2016年上半期(4月~9月)の合計は、1兆2149億円、前年同期比102.4%となり、前年同期を上回った。今夏は、台風や大雨による天候不順の影響があったものの、高付加価値製品を中心に買い替え需要が高まり、堅調に推移した。

出荷台数では、エアコン、冷蔵庫、洗濯機など、主要製品はすべて前年を上回った。掃除機も5か月ぶりにプラスに転じた。

2016年上半期の合計は、エアコン、洗濯機は前年同期比プラスだったのに対し、冷蔵庫、掃除機、電子レンジ、ジャー炊飯器は前年同期比90%台後半にとどまり、前年同期に比べ、微減した。冷蔵庫は大容量タイプのニーズが高く、401L以上の大型タイプが冷蔵庫全体の約半数を占めている。