“現代版弁士”古舘伊知郎

 東京国際映画祭プレゼンツ「歌舞伎座スペシャルナイト」が27日、都内の歌舞伎座で開催され、上演前に歌舞伎役者の尾上菊之助、フリーアナウンサーの古舘伊知郎、弁士の片岡一郎がフォトセッションに登場した。

 今年3回目を迎える同イベントでは、菊之助による舞踊「鷺娘」が披露されるほか、「血煙高田の馬場」が“現代版弁士”こと古舘によって上映される。

 意気込みを尋ねられた古舘は、「当初は僕も『菊之助さんと一緒に踊りたい』と言ったのですが、『ダメだ』『しゃべりのほうに回れ』と言われまして…」と冗談。さらに「さっきも、歌舞伎座の真ん前で皆さんに向かって深々と頭を垂れていますと、湾岸署で捕まって出てきた芸能人の気分。大麻騒動の芸能人のような不思議な心境になりました」と“暴走気味”に語り、「どうか、我が党に清き一票を入れていただきたいと思います!」と大麻取締法違反の疑いで逮捕された元女優・高樹沙耶容疑者を揶揄(やゆ)した。

 通訳がコメントの全てを英訳しようとすると古舘は「適当でいいので。外国の方にはこのあたりは聞き流していただきたい」と苦笑い。上映に向けて「とにかく今日は私はしゃべり狂って帰ります」と意気込みを語った。

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