インテリジェンスでもそういった取り組みを行っていて、産休中に会社に呼んで、同じ時期に出産する違う部署のママ同士の繋がりを作ったり、出産後に周りの人に子どもの顔を見せにきてもらったりということをしています。

やはり一度子どもの顔を見ていると、周囲もママに対する配慮やサポートをしっかりしようという意識を持つことができるんですよ。

――育休後の復帰は、本人にとってかなりプレッシャーがかかることだと思うのですが、そういった取り組みがあると、気持ち的にも復帰に向けて前向きになることができそうですね。

はい、あと、実はそんなに職場復帰をプレッシャーに感じなくても大丈夫だったりします。

本人は1年も休んだことで、ものすごく復帰に向けて気負ってしまうこともあると思うのですが…実はずっと職場にいた方からすると「あれ?もう戻ってきたんだ!」っていう感覚なんですよね。

仕事をしていると、「あぁ、もう年末か…」というように、時間の進みがすごく早いと感じることが多くないですか?育児で休んでいた側と、仕事をしていた側の時間軸が全然違うんです。

過度に気負うことなく、自分自身のこれまでの経験やスキルを信じていれば、復帰後も意識的に自分自身が働きやすいように行動することができると思います。

もちろん、それは転職する場合も同じで、自分自身の実績に自信を持ってどんどん自己開示をしていくことでより良い環境のもとで働くことが可能になると感じています。

まとめ

妊娠・出産で多くの人がぶち当たる壁「仕事の継続」。

周囲を見ていて何となく自分も退職かな?そう考えていた人は、一旦原点に帰って、「本当に今の仕事を辞めたいのか?」「自分は今後どうなりたいのか?」という自分自身のキャリアをしっかりと見極めることが大切なのかもしれません。

実は、妊娠や出産は、キャリアに区切りをつけるタイミングではなく、自分自身のキャリアに対して棚卸しができる最高のタイミングなのですね!

ライター&エディター。マーケティング、広告関係の職種を経て、出産をきっかけにライターに。現在は女性向けや子育て関連等のwebメディアでライター、エディターとして活動し、2歳児のマイペースな息子にのんびり育児を実践中。猫と焼肉とビールをこよなく愛するテンプレート小市民。