左:飯田達郎 右:松山育恵

世界的文豪、ヴィクトル・ユゴーの代表作「ノートルダム・ド・パリ」に発想を得て、ディズニー・シアトリカル・プロダクションズが製作した荘厳なミュージカル、劇団四季による『ノートルダムの鐘』が福岡で上演決定。

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音楽は、ディズニーの長編アニメーション版に基づき、「陽ざしの中へ」「世界の頂上で」など、作曲アラン・メンケン、作詞スティーヴン・シュワルツの名コンビによる美しい楽曲揃い。15世紀末のパリを舞台に、ノートルダム大聖堂の鐘楼に住むカジモド、大聖堂大助祭・フロロー、同警備隊長・フィーバス、ジプシーの娘・エスメラルダの4人が織りなす深く美しい愛の物語。“大人がハマる”、ディズニーの新たな側面が楽しめる話題作に出演予定のカジモド役のひとり・飯田達郎、エスメラルダ役のひとり・松山育恵が本作の魅力を語ってくれた。

飯田は台本を読んだ時から、カジモドを「なんとも美しい役」と思ったそう。「醜いと蔑まれながらも純粋で。その人生すべてに涙が出ました。実際稽古しながらも感動して(笑)。“こんないい作品に携さわれるなんて幸せだね”とキャスト同士で話しながら、日々作品と向き合っています」。対する松山は初見で大泣きしたそう。「最初観てあまりに感動して。次の日にまた観に行って(笑)。本当に涙が止まらなかった。この作品に出たい!と思って、ひたすら練習。エスメラルダとして出演できて、心から幸せです!」とにかくこの作品が大好き!と、笑顔で語るふたり。ストーリーや楽曲の良さはもちろん、その演出にも注目して欲しいと続ける。「舞台上には大きな鐘と厳粛で重厚なノートルダム大聖堂が現れます。そして大きなセットをほとんど登場人物が動かす様も圧巻ですよ。また、台本のト書きと呼ばれる部分を役者が伝えながら芝居するのですが、これは15世紀の芝居のスタイル。15世紀末が舞台のこの作品に、同じ時代の芝居のスタイルが取り入れられている。これも面白い試みだと思います」(飯田)「演じる役者によって雰囲気が全く変わるのもこの作品の特徴でしょうか。演出家のスコット(・シュワルツ)さんが“自由に”と言ってくださる方で。劇団四季の場合、キャストが変わっていくので、毎回新鮮でサプライズが待っている感じです」(松山)

様々な出来事から人間の光と闇を描き出し、物語終盤で観客はある問いを投げかけられる。その答えは…。「自分は何者なのか?と試されているようです。神様に心を覗かれるというか。その感覚はぜひとも劇場で味わって頂きたいですね」(飯田)

荘厳な鐘の音とクワイヤ(聖歌隊)の透き通った歌声を聴きながら、私たちはいったい何を感じるのだろうか。観終わったら、また最初から観たくなる。そんな衝撃と感動をぜひとも体感してみたい。福岡公演は、2月17日(月)からキャナルシティ劇場で上演。チケットは5月6日(水・祝)公演分まで発売中。5月9日(土)以降の公演は2月22日(土)10時より発売。