笑えて泣ける、NON STYLE石田明の主演舞台が早くも再演!

2012.6.13 11:53配信
『スピリチュアルな1日』舞台より 『スピリチュアルな1日』舞台より

NON STYLEの石田明が主演を務める舞台『スピリチュアルな1日』が、6月13日、東京・あうるすぽっとにて初日の幕を開ける。前日の12日には公開舞台稽古と会見が行われ、キャストの石田、須藤理彩、片桐仁がインタビューに応じた。本作は昨年の初演時、震災の影響により一部の公演が中止されたこともあり、3人からは作品にかける熱い思いが語られた。

『スピリチュアルな1日』チケット情報

物語はTVディレクターの三井(石田)がオンエア予定の心霊特集映像にトラブルが発生した為、急遽撮り直しをする羽目になるところから始まる。三井は自宅マンションに霊能カウンセラーの徳大寺彦星(片桐)を招き、心霊相談のようすを撮影することに。だが近隣住人や本物の地縛霊に振り回され、撮影は一向に進む気配がない。またそこには、三井がプロポーズする直前に交通事故で命を落とした、あすみ(須藤)の霊もやって来て……。

石田を筆頭に、小劇場界の個性派である吉本菜穂子や諏訪雅(ヨーロッパ企画)、さらに新参加となる片桐仁(ラーメンズ)の登場により、非常に質の高いコメディに仕上がった。それぞれのキャラクターが際立ち、それでいて全体のバランスが綿密に計算されている。もちろん脚本(小峯裕之)の力も大きいのだが、単に笑いに走るのではなく、コメディとしての見せ方を熟知した、キャスト陣の力量はさすがの一言である。

大いに笑わされたあとで劇場を包み込むのは、大切な人との別れという切ない思い。自分にとってかけがえのない人だと気づく瞬間は、得てしてその人を失ってしまった後である。しかし本作では、それがただの悲しい別れに終わることはない。その経験を糧に、旅立つ者、残された者それぞれが新たな道へと踏み出していく。だからこそそんな人間たちの歩みを優しく見守ってきた、今井隆文演じる天使の「生まれてきてよかった」というセリフが、強く胸に響くのだろう。

会見で「初演の時は、正直すごく不安な気持ちのまま初日を迎えました」と明かした須藤。すると石田は「でも幕が開けたらお客さんの反応もすごくよくて、ホンマに救われました」と続け、「再演出来てとても嬉しい」とふたりは口を揃える。また片桐は、「すごく仲がいいカンパニーですし、なかでも石田くんがみんなを引っ張ってくれるので、僕も安心して乗っかることが出来ました」と座長・石田を絶賛。それを受け石田は「片桐さんこそ笑いの面ではもちろん、芝居の面でもやっぱりすごい。今僕は、片桐さんのハードルを上げて、僕のハードルを下げることに必死です!」と苦笑いを浮かべ、場を沸かせていた。

東京公演は24日(日)まで東池袋あうるすぽっとにて上演。その後、大阪公演は6月29日(金)から7月1日(日)までABCホール、宮城公演は7月7日(土)・8日(日)に仙台青年文化センター シアターホールにて上演される。チケットは発売中。

取材・文:野上瑠美子

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