CHIMERAアンバサダーに就任したRIZEのJESSE

 10月29、30日の両日、東京お台場の駐車場を使った特別イベント、CHIMERA(キメラ)GAMES VOL.2が開催された。エクストリームスポーツとストリートカルチャーとしてのロックが融合した新感覚エンターテインメントであるこのイベントは4月にVOL.1が行われ、今年2回目の開催となる。

 ハロウィーンの時期ということもあり、コスプレメークの観客も迎えた会場は、1回目より約4倍の規模に拡大され、新たに、アクセルとブレーキを巧みに操って車体をスライドさせコーナリング技術を競うドリフト走行のデモが行われ、体験乗車には多くのファンが列を作って生の迫力を楽しんだ。

 イベントのハイライト、FMX(フリースタイルモトクロス)は、キッカーと呼ばれるジャンプ台を使って15メートルもの高さまで飛び上がり、空中でバックフリップ(後方宙返り)などの技を競いながら25メートル先に着地するという競技。今回は日本初、ジャンプ台が3基用意され、3台のバイクが同時に飛び出しトリックを行うパフォーマンスに観客は大喜び。

 東京五輪の追加種目になったスケートボードでは、出場が期待される16歳の中村貴咲選手や14歳の渡辺雄斗選手のライディングに会場は大いに盛り上がった。

 メインステージでは音楽ライブが行われ、9日に3年ぶりのシングル「光りの街」をリリースするDragon Ashが登場。Kjは「ファッションもバンドもいい年こいてやってます。こういうカルチャーは見てくれるみんなのおかげで成り立っている。楽しんでくれ」と叫び、ステージをスタート。

 自身もスケートボード愛好家として知られ、イベントのアンバサダーにも就任したRIZEのボーカルJESSEは、開催前に「夢、希望、愛情、勇気、信頼…。そういうのを話したらだせぇなぁ、と思ってるみんな、ぜひCHIMERA GAMESに来て、考えを変えてみてほしい」「俺たちにはダサいところ、何もないだろ?」と語っていたが、まさにすべてのパフォーマンスがカッコイイ、そんなイベントだった。

 次回Vol.3は2017年5月20日、21日に開催予定。