来日会見の様子

映画『アメイジング・スパイダーマン』の来日記者会見が6月13日、都内で行なわれ、マーク・ウェブ監督、主演のアンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーン、リース・イーヴァンズ、プロデューサーのアヴィ・アラドとマット・トルマックが出席した。

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スタッフとキャストを一新し、新たな“スパイダーマン/ピーター・パーカー”の成長と戦いを描くシリーズ第1弾。1962年にマーベル・コミックで初めてスパイダーマンが登場してから50周年となる今年、3Dアクション超大作として公開される。「プレッシャーがあったのは確か。それでも素晴らしいチームで協力しながら、約2年の間、エキサイティングな日々を過ごすことができた」(ウェブ監督)。大切にしたのは「あくまで1人の青年の成長ドラマであることを忘れないこと」だったといい、高いドラマ性をもった作品だとアピールした。

主演に大抜擢されたガーフィールドは「3歳の頃からスパイダーマンの大ファン。だから、この役が決まったときは本当に喜んだよ。それに(前シリーズで主演を務めた)トビー・マグワイアの後継になれたこともとても光栄だよ」と誇らしげに語るも、「実際、スーツを着たら、かゆいし着心地も悪いから、夢が壊れちゃったけどね」とジョークを飛ばし、「見どころはどこかって? もちろん全部だよ」と自信満々だった。

一方、ピーターの恋人であるグウェンを演じたストーンは「先日、完成した作品をIMAX 3Dで観たけど、本当にスパイダーマンと3Dって完ぺきなマッチングだと思うわ」と興奮気味。本作での共演をきっかけに、ガーフィールドとの交際も取りざたされており、会見中も2人で見つめ合い、楽しげに談笑し、「今後、ピーターとグウェンの恋愛がどうなるか気になるけど、今ちょうど(続編の)シナリオが書かれている段階だから、私には分からないの」と早くも続編への期待を寄せていた。

また、自ら“異種間遺伝子交配”の実験台となり、宿敵の巨大トカゲ・リザードに変身してしまう科学者を演じたイーヴァンズは「リザードは科学技術がもたらす悲劇であり、人類への警告。つまり、リザードのような怪物性は誰の心にもあるんだ」。さらに「スパイダーマンは世界を守るという大きな責務を担うと同時に、小さな約束も守る人間だ。それがよく表れたラストシーンは僕のお気に入りだし、スパイダーマンが長年にわたり愛され続ける理由だと思うね」と分析していた。

『アメイジング・スパイダーマン』
6月23日(土)、24日(日)世界最速3D先行上映(一部劇場除く)
6月30日(土)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国公開