(3)子どもといっしょにおやつを食べてしまう

子どもにとって、おやつの時間は大きな楽しみ。おやつを食べることはママにとってもリラックスになるので、決して悪いことではありません。

ただ、市販のお菓子やスナック類は、糖分や油脂分、食品添加物が多く含まれているものがほとんど。肥満や肌荒れ、免疫力の低下など、子どもはもちろん、ママ自身の体への影響も心配です。

その点、手作りのお菓子なら糖分や油分を自分で調節できますし、添加物の影響を心配する必要がありません。毎日は無理でも、週に一度か月に一度、子どもとお菓子づくりにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

クッキー、マフィンなどの焼き菓子なら、ある程度日持ちもしますし、最近はインターネットで検索すれば、簡単なレシピや、豆腐や豆乳、きなこなどを使ったヘルシーなレシピがたくさん見つかります。

もちろん、忙しくて手作りが難しいママは、無添加や糖分・油分控えめのものなど、原材料にこだわった市販品を選ぶようにするだけでも十分です。

(4)高カロリーメニューが増える

子どもがいる家庭では、ハンバーグやカレー、唐揚げ、パスタなどのボリュームのあるメニューがどうしても多くなりますよね。

食事のカロリーが気になったときや食べすぎたときは、次の食事を和食にする、量を減らすなど、3日間以内の食事で調整するのが基本です。

また、これらの子どもが好むメニューは、1品だけだと栄養が偏りがち。付け合わせとして、特に不足しやすいビタミン、ミネラルを豊富に含んだ温野菜や海藻サラダ、具だくさんのスープなどをいっしょにとるようにしましょう。

(5)外食で子どもの食べ残しを食べてしまう

レストランやカフェでは、テンションが上がっていろいろオーダーしたくなりますが、そこは少し冷静に。子どもも含めた家族の人数分のメニューをオーダーすると、子どもが残したとき確実に食べすぎになります。

たとえば、子どもが二人いて、二人とも残しそうであれば、ママは飲み物とサラダだけにするといいかもしれません。

まとめ:「調整」ワザで無理なくキレイに

今回の取材で何度も登場したのが「調整」というキーワード。

ダメと知りつつ炭水化物や高カロリーメニューを食べすぎると、「またやっちゃった…」と落ち込んでしまいますが、次以降の食事で加減すれば大丈夫と思えば気がラクですよね。

最後に松野さんは「精神状態も美容に大きく影響します。まずはストレスをためずに子どもと楽しく食事をした上で、無理のない程度にママ自身の食生活も整えていきましょう」と付け加えます。

松野さんがブログで紹介している美容料理のレシピも、調整する上での参考になりそうです。

 

取材協力・監修:松野エリカ

美容料理家、ビューティースイーツパティシエ。10代の頃の無理なダイエット経験から食の大切さを痛感し、短大・専門学校にて栄養士、食育インストラクターの資格を取得する。マクロビオティックレストランにてパティシエとして勤務した後、イベント、メディア出演、料理教室の開催、執筆活動など、「美×食」をテーマに、料理家として幅広く活躍。また、海外ドバイにてビューティースイーツブランド「ERICHE」を展開している。

 

京都在住ライター。私大文学部を卒業し、会社勤めを経てフリーライターに。東京都内で活動した後に、京都市左京区に引っ越し出産。その後は京都で子育てをしながらライター業を続ける。インタビュー・取材記事をはじめ、カルチャー、ヘルスケア、生活などのジャンルで幅広く執筆。

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