唯月ふうか(左)と玉野和紀

 A NEW MUSICAL「CROSS HEART(クロスハート)」Live Version公演の公開ゲネプロと囲み取材が11日に東京都内で行われ、中山優馬、屋良朝幸、唯月ふうか、玉野和紀が出席した。

 この舞台は、フランス戦争真っ只中の1428年にタイムスリップした青年たちが、時代という大きな流れや運命の出会いに翻弄されながらも突き進む姿を描いた、愛と友情の物語。

 初挑戦のミュージカルとあって気合がこもる中山は、減量をして茶色に染めた髪をショートにして立ち上げており、いくぶん精悍(せいかん)になった様子。「緊張すると思ったんですが、稽古の時点から楽しくてやらせていただいています。殺陣や、皆さんの踊りや歌唱力についていくのも大変ですが、毎日いろんなことに悩めるので楽しい現場です」と笑顔で語った。また、「今は『ギョッ!』と言えないですね。丸ごとクロスハート仕様なんで」とキリリとした表情で、今回ばかりは自認する魚類学者でタレントの“さかなクン似”を封印することも宣言した。

 さらに、中山のライブなどの振付を担当することもある同じジャニーズ事務所の先輩でもある屋良との久しぶりの共演を「新鮮で楽しい」と喜ぶと、「ここで力をぶつけたい」と力強いコメントも。屋良は「優馬は会うたびに成長している」と感心すると、「役者としては僕以上にいろんな経験をしているから聞きたいこともあるし、こんなに頼もしい後輩はいない。教えること何もない」とお墨付きを与えた。