1995年にTVシリーズが放映されて以降、何度も社会現象を巻き起こしてきた『新世紀エヴァンゲリオン』が、今年、25周年を迎えます。

6月27日には待望の最新作『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の公開も控えていることから、2020年は“エヴァイヤー”になることは必至!

そんな中、物語の舞台となっている“第3新東京市”のモデルとなった神奈川県箱根町では、作品との大型コラボがスタートしました。

期間限定で登場する立体造形からここでしか味わえないグルメまで、エヴァファンなら訪れておきたい見どころをご紹介します。

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2020年は再び“エヴァブーム”再燃の予感

14歳の少年少女が巨大な汎用(はんよう)人型決戦兵器「エヴァンゲリオン(略称・EVA)」のパイロットとなり、謎の生命体「使徒」との戦いを繰り広げる『新世紀エヴァンゲリオン』。

TVシリーズ終了後もその熱は収まることなく、スクリーンにフィールドを移して計5作が公開されてきました。

現在は物語を新たな設定とストーリーで「リビルド」(再構築)した『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』(新エヴァ)シリーズが進行中。

この6月に全4部作の完結編『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』が公開となることが決定し、すでに話題となっているほか、2019年6月からNetflix(ネットフリックス)で全世界独占配信が始まったことでブームの再燃も期待されています。

エヴァの“聖地”、箱根町はこれまでもさまざまなコラボを展開してきましたが、今回は「箱根史上最大規模のエヴァンゲリオン化」を掲げ、小田急グループと藤田観光が強力タッグ!

「エヴァンゲリオン×箱根 2020 MEET EVANGELION IN HAKONE」と題し、6月30日(火)までの約半年間、箱根の町のあちらこちらがエヴァ一色に変わります。

桃源台駅が“第3新東京市”に!?

まずは、箱根ロープウェイの発着駅となる「桃源台駅」。

箱根の名所のひとつ、芦ノ湖湖畔にあり、箱根海賊船、小田急箱根高速バス、箱根登山バスの発着所として賑わっています。

劇場版ではこの「桃源台駅」をモデルとした「桃源台中央駅」が登場。

エヴァを擁する特務機関「NERV(ネルフ)」の玄関口になっていることでおなじみですよね。

期間中はこの「桃源台駅」の駅舎そのものがエヴァ仕様に!

駅名の上にはさりげなく“第3新東京市”の表示。

さらに駅の中に入ると、売店のガラスにキャラクターがあしらわれていたり、トイレの表示がエヴァ風になっていたりするので、じっくり観察してみてください。

中央のホールは天井や床を「NERV(ネルフ)」本部をイメージしてラッピング。

エレベーターの扉はまんま「NERV(ネルフ)」ロゴが描かれています。

また、極め付けはホールの真ん中に置かれた「EVA初号機」の巨大フィギュア。約2メートルという大きさで周囲を圧倒します。

碇シンジたちの暮らす、“第3新東京市”を訪れた気分で撮影などを楽しみましょう!

強羅の地で「ロンギヌスの槍」を発見!

大正3年(1914)に開園した「箱根強羅公園」は、桜、つつじ、あじさい、紅葉、バラなど四季折々の花が楽しめる人気の観光スポット。

点茶、陶芸・吹きガラスなど、さまざまな体験もできます。

ここに展示されているのが、あの「ロンギヌスの槍」!

綾波レイが操縦するエヴァンゲリオン零号機が地球から投げ、月面に突き刺さるシーンはあまりにも有名ですよね。

花々を眺めながら斜面を上っていくと、ありました!

噴水広場のすぐ上のスペース、独特の造形の深紅の槍が豪快に地面を突き刺しています。

長さは3.7メートル。周囲に規制線が貼られているところも、ややリアルです。

展示期間は3月31日(火)までと短くなっているので、ぜひ早めに訪れてみてください。