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ロンドンブーツ1号2号の田村淳=ボーカルhaderuが率いるヴィジュアル系バンドjealkbの対バンツアー「異色薔薇ノ歌合戦」が6月9日、東京・SHIBUYA-AXにてファイナル公演を迎えた。

jealkb ライブ情報

本ツアーは“バンドがもうひとつ上のステージに上がるために、他のバンドから刺激をもらうこと”をコンセプトとし、3月3日新宿BLAZEからスタート。ストライク、氣志團、OKAMOTO'S、TOTALFAT、ムック、THE冠、MERRYというジャンルの異なるアーティストと各地で対決し、ツアーファイナルではjealkbのコピーバンド、ジュエル警備員と対バンを果たした。

ファイナル公演当日、最初に登場したのは黒いサングラスに警備員の衣装をまとったジュエル警備員。彼らはjealkb自身のもうひとつの姿。2010年にメンバーふたりが脱退する前の7人組で、約2年ぶりに7人でのステージが実現した。1stシングル『metronome』でスタートすると、2ndシングル『恋傷』、両手でハートを作る振付の『How much is your love』など、jealkbの初期のナンバーを次々と演奏。さらに、「コピーバンドの分際でオリジナル曲を作ってきました」という『ドレミファ薔薇シド』も演奏した。警備員だけに曲の終わりに必ず敬礼ポ―ズをするなど、コミカルなステージを展開し会場を笑顔に包んだ。

後攻で登場したjealkbは、1曲目『AGAINST』から会場は波を打つ盛り上がり。haderuがジュアラー(ファン)を煽ると、拳を高く振り上げヘッドバンギングで応える。『殺気繚乱』、『罪と罰と罠』、サマーソング『Super Special Summer』などを立て続けに演奏し、ボルテージは最高潮。スカのリズムでノリのいい『恋する日曜日』では、会場がダンスホールへと化した。「これが5人組のすべて。俺たちは武道館でやるのが夢です。いつか(脱退した)あのふたりを呼び戻します」とライブ後半にhaderuが宣言し、さらにハードなミクスチャー・チューン『baker baker paradox』『堕落』を演奏し、会場は熱く燃え上がった。

アンコールには、ジュエル警備員のルビーとオパールを招き入れ、ツアーでずっとやってこなかったというアイドルさながらのポップナンバー『傷心マキアート』を7人で披露。盛り上がるジュアラーへ「またいつか7人でライブをやりたいと思います」と約束し、ツアーファイナルは幕を閉じた。

公演後には本ツアーの追加公演と年に1度のランキングライブの開催が発表された。チケットぴあでは大阪公演のプレイガイド最速先行を6月23日(土)から実施。

■追加公演

■ランキングライブ「二十薔薇ノ推曲 2012」
8月4日(土)東京・Shibuya O-EAST