(左から)安藤なつ、細川茂樹、カズレーザー

 ヤマハ発動機「断念バイカー救済イベント」が15日、東京都内で行われ、俳優の細川茂樹とお笑いコンビ、メイプル超合金(安藤なつ、カズレーザー)が登壇した。

 この日は、ある理由からバイクに乗ることを諦めた“断念バイカー”ことメイプルの2人に、ベテランバイカーの細川が、バイクの持つ魅力を熱弁した。

 カズレーザーが「バイクには憧れるけど、経済的に踏み切れなかった」、安藤が「中型の免許は持っているけど、転倒が怖い」とそれぞれ“断念バイカー”になった経緯を語ると、細川は「乗りたい気持ちはあるのに、諦めるのはもったいない!」と叫んだ。

 細川は、フリップを使いながら「非日常を味わえる」「自己主張できる」「毎日がアクティブになる」など、具体例を交えながらバイクの魅力を解説した。

 すっかりその気になったカズレーザーが「バイクで北海道に行ってみたいっすね。そのためにもまずは免許を取りたい」と語ると、安藤も「“断念バイカー”を卒業して、まずはいろは坂(日光)を攻めます」とやる気満々に語った。

 これに満足した細川は、さらに、バイクに愛情を注ぐことで「そのうち(バイクが)しゃべり出す。僕にしか聞こえない声が聞こえるようになる。魂が入るんです。うちの家電、みんなしゃべりますから」と独自の世界観を披露。これには安藤も「細川さんが“こういう人”なんだなと分かって良かったです」と困惑気味に笑った。

 一方、最近の“非日常体験”を尋ねられたカズレーザーは「最近、ショッピングモールなどにイベントで呼んでもらうのですが、僕らのコスプレをした子どもたちが結構いるようになりまして。それ自体はうれしいけど、この話を事務所でしたら、先輩のダンディ(坂野)さんやスギちゃんに『それが始まったら結構あぶねーぞ』と言われて。心臓が止まるぐらいびっくりしました」と先輩のアドバイスを振り返った。

 “一発屋”への危機感を募らせるカズレーザーは「子どもの人気が危ないのではなく、あくまで『自分のコスプレをする人が出始めたら、終わりの始まりだ』って(聞いた)」とし、「終わりの始まりってなんだ?と思ったけど、それ以上は何を聞いても答えてくれなかった。きっと良くない答えなんでしょうね」と苦笑いだった。

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