VTRでコメントを寄せた大竹しのぶ

 年末恒例の「第67回NHK紅白歌合戦」出場歌手発表記者会見が24日、東京都内で行われ、紅白初出場アーティストとして、市川由紀乃、欅坂46、PUFFY、桐谷健太、KinKi Kids、RADIO FISH、宇多田ヒカル、大竹しのぶ、THE YELLOW MONKEY、RADWIMPSの計10組が発表された。

 宇多田、大竹、THE YELLOW MONKEY、RADWIMPSはこの日の会見を欠席。大竹は映像コメントで「この世界に入って47年。紅白歌合戦に初めて出場することになりました。私自身が一番驚いております。本当にびっくりしました。でも、歌は大好きで、舞台の上でもCDとかいろいろと歌う機会をいただいて、歌で紅白に出られるとは、本当に夢のような気持ちです」と喜びをにじませた。

 また「審査員席に何度か座ったことはあるんですけれども、たぶん初めて審査員席に座った時に、『どちらが勝つと思いますか』と聞かれて『どちらでもいいです』と答えた記憶があります。みんなが一生懸命に歌っている姿を見て、どちらにも勝たせたいというのを間違えて、どちらでもいいですと言ったのが18歳の時でした」と懐かしのエピソードも披露。今回の選出を受け、「紅組が勝って、やったー! 勝ったー!、というのを味わってみたいと思います」と語った。

 意気込みとしては「表現者として歌を歌う私が選ばれた意味を納得していただけるように、そんな歌を届けられたらいいなと思います」とコメント。「新しい年を迎える少し前の何分間かを『やっぱり、あ、来年も元気で頑張ろう』って思ってもらえるような何分間に(できるよう)、私は女優として、そして歌い手として一生懸命歌いたいって、いま心から思っています」と決意を語った。

 このほか、RADWIMPS、THE YELLOW MONKEYが寄せた文書コメントは以下の通り。

【RADWIMPS】
 今年は『君の名は。』の映画との出合いにも恵まれて、新しい場所へ踏み出した年でもありました。映画をご覧になってくださった方、僕たちを初めて知ってくれた方、そしてずっと応援してくれているファンの方への感謝の気持ちで当日は演奏したいと思います。小さいころからずっとテレビで見てきたステージ、楽しみにしています。

【THE YELLOW MONKEY】
 紅白初出場本当にうれしいです。申年の2016年、15年ぶりに再集結を果たし、たくさんのファンの方々と喜びを分かち合わせていただき、最高の言葉しかない1年でしたが、最後にこんなサプライズが用意されてるとは夢にも思いませんでした。紅白に出場させてもらうのは、このバンド名を持つ僕らの憧れでもありました。最高の2016年を締めくくれるように演奏させていただきます。