赤ちゃんの誕生と同時に始まる、子育ての日々。我が子は愛おしい存在ですが、0歳の育児は大変なことの連続。

新生児の頃は夜中も続く3時間おきの授乳。少し月齢が進むと黄昏泣きや夜泣き、寝ぐずりなどもあり、常に睡眠不足というママも少なくないはずです。

そんな赤ちゃんとの毎日を綴ったコミックエッセイ『ギブミー睡眠 リトルモンスター・ひなとの日々』の著者くりこさんにインタビュー。特に頭を悩ませたという夜泣きのお話を中心に伺いました。

夜中に“2〜3時間抱っこし続けた”ことも!

——娘さんのひなちゃんが0〜3ヶ月頃と8〜9ヶ月頃に夜泣きがすごかったと描かれていますが、何か工夫されたことはありますか?

0〜3ヶ月のときは、工夫よりも体力勝負でした。

立って抱き上げてゆらゆら揺れていればそんなに泣かないんです。でも座ると泣く……! だからひたすら立ったまま抱っこ。夜中に立ったまま2時間3時間抱っこ(笑)

その後うまくいけばゆっくり座って、周りにクッションを敷き詰めて、抱っこしたまま私も少し寝るようにしていました。すぐ起こされますけど……。

「何か策があるはず」と考えない日も必要

——立ったまま長時間の抱っこは大変ですね! 8〜9ヶ月頃も同じ方法で寝かしつけされていたのですか?

8〜9ヶ月の頃は、工夫次第で少しは寝たり、寝なかったり……。

歌うと泣き止むのですが、寝てはくれないんです。歌が途切れると泣き出すのでこれもまた、1時間くらい歌っていました。最終手段は車。近所をほんの10分ドライブするとかなり高確率で寝てくれました。

でも、どんなに工夫してもダメなときってあるんですよね。工夫して寝てくれることもあるから、余計に「何か策があるはず! なんとかしなければ!」って悩んでしまうんですけど……。

そんなときは「今日は何をしてもダメな日、そんな日もあるよね」と、受け入れちゃうのもいいかなって思います。

泣き止まない赤ちゃんをぼーーっと撫でている夜があってもいいんじゃないかなって。

——深刻に考えすぎないことも大切ですね。とはいえ、夜泣きに悩むママたちは「これはいつまで続くのだろう」と思ってしまいますよね。ひなちゃんの場合はどうでしたか?

この時から夜泣きがなくなった!というのはないですが、10ヶ月に入って徐々に回数が減っていって……。1歳を過ぎた頃にはそんなに「眠い! 辛い!」ということはなくなってきたかな?

時々は泣いても、一晩中!ということはなくて。20分くらい抱っこしたりあやしたりしていればおさまっていたような……。そんな感じだったと思います。

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