聖火ランナーを激励した北島康介氏(右)

 「コカ・コーラ社 東京オリンピック聖火リレー」PRイベントが12日、東京都内で行われ、同社のチーフ・オリンピック担当・オフィサー(COO)を務める元競泳選手で五輪金メダリストの北島康介氏が出席した。

 この日は、3月26日から始まる東京2020オリンピック聖火リレーで使用される伴走車「コンボイ車両」などの隊列車両3台がお披露目された。

 全長約12メートルある「コンボイ車両」の除幕を行った北島氏は「素晴らしい。格好いい」と目を見張りながら、「沿道で応援する方も一緒になって聖火リレーを盛り上げてほしい」と呼び掛けた。

 また、一般聖火ランナーに選ばれた多様性のある7人が、全国7都市から集結。本番への意気込みを語り、北島氏からサクラゴールド色のトーチを受け取った。

 自身も2度ばかり聖火ランナーを務めたことがあるという北島氏は「僕も過去に走ることが決まったときは、ドキドキもそうだけど、緊張の方が強かった。僕は水の中なので、陸上はちょっと苦手で…」と苦笑交じりに回顧。

 その上で「これから走る方は緊張すると思うけれど、まずは楽しんで。一人で走るのでなく沿道で応援してくれる方がいるので、それを武器に楽しんでほしい」とエールを送った。

 現役時代は「水泳一色」だったという北島氏。改めて「オリンピックで結果を出して、たくさんの人に喜んでもらえたことはすごくよかった」と当時を振り返り、「今年2020でいろんな選手が僕と同じ気持ちを味わってくれるのかなと。“超気持ちよかった”」と叫んで会場を盛り上げた。