続いて、2017年の12月から全6章が公開予定の「ガールズ&パンツァー 最終章」の話題に。これまで登場した名前ありのキャラクターが総出演、新キャラも登場するという新作について「見たいエピソードがいっぱいあって、どうつながり、自分が見たいと思う内容が入れられているかが気になる」と語った渕上さん。一方、杉山プロデューサーは「あれだけのキャラクターが全員出るわけだから、渕上さんのセリフ1つしかないかもしれない(笑)」と、渕上さんを動揺させていました。

フォトギャラリー「ガルパン」トークショー公式ショットほか(画像4点)

また、「最終章」に期待することは?と聞かれた渕上さんは、「お母さんとどうにかなりたい」と希望。「正式に認めてもらうために、戦車道でも分かち合う。劇場版を終えて、ひとつすっきりしないポイントだったので、すっきりして何も思い残すことなく終わりたい」とお母さんと一戦交えることに前向きな様子を見せました。

さらに、活躍を期待するキャラクターとして、お気に入りだという継続高校のミカを挙げて「たくさんの名言を残してほしい。とてもインパクトの強いキャラでしたし、面白い戦いを見せてくれると思う」と語りました。

そして、すでに最終章の制作に入っているという杉山プロデューサーは「ちゃんと作っています」と明言しつつも、「2017年の12月は長いかもしれない(笑)」とスリリングなコメントでお客さんたちを笑わせていました。

フォトギャラリーこれが最後の戦いです!「ガールズ&パンツァー 最終章」カット集(画像12点)

舞台挨拶のラスト、杉山プロデューサーが「企画を始めたとき、『オリジナルだし、受け入れられるのか?』とドキドキしながら、スタートした。そこから考えたら、(現在は)『夢じゃないといいな』という感じです。作る側はファンの人たちの応援に恥じることのない作品をこれからも作らないといけないと思っています」と企画当初を振り返りつつ今後への意気込みを語りました。

そして、渕上さんからは「映画の1周年記念舞台挨拶はなかなかできることではないと思うので、この瞬間、この景色を噛みしめ、これからもみほを演じられる幸せを噛みしめながら、毎日生きていきたい。最終章が終わるころにきっとこの景色を思い出すんだろうなと思う」と感謝の言葉を述べ、登壇者と観客揃っての「パンツァー・フォー!」の掛け声で、舞台挨拶は終了しました。

この日の舞台挨拶で、8月にパシフィコ横浜で開催されたイベントの模様を収録したファンディスク「第2次ハートフル・タンク・ディスク」に特典映像として、大洗の実写映像を背景にみほ(渕上舞)が愛里寿(竹達彩奈)を案内する「みほと愛里寿の大洗ぶらぶら作戦です!」が収録されることが明らかになりました。

こちらは2017年2月24日発売予定。また、12月9日から、セガ秋葉原にて「ガールズ&パンツァー 劇場版」コラボカフェが期間限定オープン。来年の「最終章」公開に向けて、「ガルパン」旋風はまだまだ続きそうです。

フリーランス・ライター。雑誌、書籍、Webメディアで、幅広いジャンルの仕事をこなし、現在は、映画・マンガ・音楽などエンターテイメントを軸に活動中。「サイボーグ009」を始めとする石ノ森章太郎作品フリーク。