自分の子どもには、勉強ができる子になってほしいし、将来はいい大学を出て、いい就職先を見つけてほしい。

親として、そんなふうに考える人は多いと思います。

もちろん、子どもが元気ですくすく育ってくれれば学歴なんてどうでもいいという人もいますが、欲をいえば、勉強ができるに越したことはありませんよね。

なぜなら、そのほうがいろいろな選択肢が増えるから。

それでは日本の最高学府・東京大学に入るような子は、小さいころどんなふうに勉強をしていたのでしょうか? 将来のことを考えると、東大合格生の勉強法が気になりますよね。

合格の秘密は「ノートにある」と、『東大合格生の秘密の「勝負ノート」』の著者・太田あやさんはいいます。確かに、ノートは勉強に欠かせない存在ですよね!

そこで今回は、本書のなかで紹介されている東大生のノートのとり方にそのヒントを探したいと思います。ノートをとりはじめる小学生から実践できるので、ぜひ参考にしてみてください。

勝負ノートは東大合格生の参考書

試験がはじまる時間、多くの東大合格生は自作の“勝負ノート”を見直していたといいます。

勝負ノートとは何かというと、東大合格生が独自につくりあげるノートの総称。

苦手科目の克服、暗記科目の知識の整理、論述対策など、目的はさまざまですが、共通しているテーマは弱点克服。なんと、自分の頭に沿った書き方で、すぐに忘れてしまう用語やミスを繰り返す問題などを記してあるのです!

ある人は、勝負ノートに必要な知識を一元化し、教科書などほかの教材を開かなくてもすむようにしていたり、またある人はすでにマスターした部分を省いて弱点だけを書き出したりしているそのノート。

勝負ノートとは、自分のためだけのオリジナルな参考書なのです。