子育てしながらの家事は、ハードルが高いもの。中でも料理は、子どもが小さいほど気を遣いたい半面、時間がとれずに手をかけられない家事でもありますよね。

元々料理が得意でなかったならなおさら、大変に感じてしまうのではないでしょうか。

現在は外食やお惣菜、宅配弁当なども充実しているので、そういったものを活用して、なるべく料理せずに乗り切ることもできますが、やはり家庭料理よりもお金はかかるし、毎日だと飽きてしまうことも。

かといって休日に作り置きをする気持ちの余裕もない……そんなときは、パパッと作れる料理のレパートリーを増やして、毎日の手料理をなるべく短時間で乗り切るのがおすすめ。

今回は、毎日時短でやりくりしている周囲の働くママの声をもとに、レシピというレシピもなく、本当に簡単にできる時短おかずをご紹介します。

パッと作れてお腹にたまる「丼もの」

丼ものといえば、時短料理の最たるもの。パッと作れてお腹にもたまる丼ものは、忙しいママにはうってつけの料理です。とはいえ親子丼にしても牛丼にしても、レトルトでもない限り、煮たり焼いたり、多少の手間はかかるもの。

そんな時間もないときでも作れる、究極に簡単な丼ものがあるんです。

刺身+アボカド+納豆+しらすを盛りつけて海苔をパラパラッ

お刺身が食べられる子なら、好きなお刺身(1種類でも複数でも)+アボカドひと口大+ひきわり納豆+しらすを盛りつけて海苔をパラパラッとかければ、ばくだん丼のできあがり! これひとつでたんぱく質もビタミンもとれちゃう、バランス◎な簡単丼です。

買ってきた焼き鳥や缶詰の焼き鳥を、麺つゆ+水で煮て、溶き卵で閉じるだけ

お肉好きな子におすすめなのは、焼き鳥丼。買ってきた焼き鳥や缶詰の焼き鳥を、麺つゆ+水(麺つゆに合わせた分量)で煮て、溶き卵で閉じるだけ。野菜が食べられる子なら、焼き鳥を煮る前に切った白ネギを入れたり、最後に三つ葉を入れても。

お肉の中でも、スパムが大丈夫であれば、ひと口大に切ったスパムを塩コショウで焼いて、こちらもひと口大に切ったアボカドと一緒に丼ぶりにのせ、マヨネーズをかけて真ん中に卵の黄身を落とせばスパム丼の完成。半分に切ったミニトマトを飾ると彩りも鮮やかですよ。

味が足りなければ、希釈した麺つゆをたらして整えてくださいね。

バターでコーンとごはんを炒めて、たらこのパスタソースをからめたら「たらこごはん」の完成

丼ではありませんが、簡単なごはん料理をもうひとつ。

バターで冷凍コーンとごはんを炒めて、たらこのパスタソースをからめ、パセリ(あれば)を振ったら華やかたらこごはんの完成。パスタソース1人前で、ごはん茶碗1~2杯分です。パスタソースよりも本格的な味わいにしたい場合は、普通のたらこを和えるだけでもOKです。

「麺料理」は時短の強い味方

お茶漬けの素を使った簡単パスタ

うどんもパスタも、好きな子どもは多いのでは。こちらもひと皿で満足度が高く、子どもも食いつきが良い、主婦の味方ですよね。

時間がないけど子どものお腹だけは満たしたい…というときは、お茶漬けの素を使った簡単パスタがおすすめ。海苔や鮭が特に合いますが、好きな味で構いません。茹でたパスタが熱々なうちにバターひと切れを落とし、お茶漬けの素を混ぜるだけで完成です。

パスタではなく、うどんで作ってもおいしいですよ。ただ、これだけだとほぼ炭水化物のみなので、野菜の栄養も欲しい場合には、このあとに紹介する一品料理を添えるのがベストです。

うどんは、冷凍うどんをストックしておけば、思い立った時に茹でるだけですぐにお腹を満たせて便利ですよね。筆者ももちろんですが、時短料理として利用しているママも多いようです。

簡単に味が決まる!白だし、エバラの「プチッと鍋」、ヒガシマルの「うどんスープ」

鍋に白だしと水を入れて味を調整し、沸騰したら冷凍カットほうれん草とうどんを投入。うどんがほぐれたら溶き卵を入れたら、ほうれん草かきたまうどんの完成です。

うどんのだしは他にも、エバラの「プチッと鍋」(寄せ鍋味など)や、ヒガシマルの「うどんスープ」を使用すると簡単に味が決まるのでおすすめ。キャラクターもののかまぼこを添えると、小さい子には喜ばれそうです。

レンチンうどんもおすすめ

また、お湯を沸騰させる手間すらかけたくない方には、レンチンうどんがおすすめです。

冷凍うどんをレンジでチンして、熱々のうちに薄口しょうゆとバターをひとかけ落として混ぜるだけ。塩コショウで味を調整し、お好みで小ネギや海苔や白ごまを散らしても。生卵がOKな子であれば、黄身を落としてもいいですね。