松島幸太朗(サントリーサンゴリアス) (C)JRFU

早くもサバイバルである。『ジャパンラグビー トップリーグ 2020』第5節にして星を落とせば優勝戦線はもちろん、4強入りすら危ぶまれるカードが組まれた。サントリーサンゴリアス×トヨタ自動車ヴェルブリッツ。『トップリーグ』最多優勝5回を誇るサントリーも、2季連続4位を経てさらに上を目指すトヨタ自動車も、すでに崖っぷちに追いやられているのだ。

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『トップリーグ』は4節を終えて全勝はパナソニック ワイルドナイツに神戸製鋼コベルコスティーラーズ、東芝ブレイブルーパスの3チームのみ。1敗のヤマハ発動機ジュビロ、クボタスピアーズが続く。2勝2敗のトヨタ自動車とサントリーは同じく11ポイントを獲得し、それぞれ6位・7位に位置する。

サントリーは前半で退場者を出した影響もあり開幕戦で東芝に19-26と競り負け、第3節ではトライ寸前にまさかのノックオンもあり王者神戸製鋼相手に29-35と惜しい星を落とした。第2節にNTTコミュニケーションズシャイニングアークスに22-10と逃げ切るも薄氷を踏む勝利だった。一方のトヨタ自動車は開幕戦でヤマハのスクラムに苦しみ29-31と惜敗すると、続く第2節はパナソニックに20-40と粉砕された。日野レッドドルフィンズに61-31、Honda HEATに58-29と圧勝するも失点数が気になる。まだまだ序盤戦、シーズンは長いが、頭ひとつ抜けている神戸製鋼とパナソニックの戦力、さらに東芝の伸び代とヤマハの充実ぶりを考えると、これ以上ポイントを落とすわけにはいかない。

試合登録メンバーは以下の通り。
【サントリー】
1森川由起乙、2中村駿太、3セミセ・タラカイ、4トム・サベッジ、5ジョー・ラタ、6ツイ ヘンドリック、7小澤直輝、8テビタ・タタフ、9流大、10田村煕、11テビタ・リー、12マット・ギタウ、13サム・ケレビ、14江見翔太、15松島幸太朗、16北出卓也、17石原慎太郎、18垣永真之介、19飯野晃司、20ショーン・マクマーン、21大越元気、22梶村祐介、23村田大志
【トヨタ自動車】
1三浦昌悟、2彦坂圭克、3淺岡俊亮、4カール・ウェグナー、5ジェイソン・ジェンキンス、6佐藤穣司、7姫野和樹、8フェツアニ ラウタイミ、9茂野海人、10ライオネル・クロニエ、11ヘンリー ジェイミー、12マレ・サウ、13岡田優輝、14高橋汰地、15ウィリー・ルルー、16加藤竜聖、17吉田康平、18伊尾木洋斗、19秋山大地、20タウファ オリヴェ、21滑川剛人、22アンガス・シンクレア、23バティリアイ・ツイドラキ

『トップリーグ』第5節・サントリー×トヨタ自動車は2月15日(土)・ヤンマースタジアム長居にてキックオフ。同日はNTTドコモレッドハリケーンズ×ヤマハ発動機も開催。チケット発売中。