今、賃貸マンションやアパートに住んでいる人は、「このまま賃貸に住んでいるより、一層のこと買ってしまった方が将来的には良いのではないか」ということを一度は考えたことがあるのではないでしょうか。

賃貸は自分の所有物ではない為、ずっと「家賃」というものを支払っていかなければならず、賃貸に住み続ける以上資産として築くことはできませんが、建物の修繕費用や固定資産税などは掛かりません。

それに比べ持家は、資産として築くことはできますが、建物の修繕費用や固定資産税などは所有している以上、ずっとかかってしまいます。

賃貸と持家、どちらが良いかについては、人の考え方や価値観にもよりますから、一概には言えませんが、ここでは、仮に持ち家(分譲マンション)という選択をしたという前提で、子育て世帯における先を見越した分譲マンションの選び方のポイントを、宅地建物取引士である筆者・根本愛が紹介していきたいと思います。

子育て環境を左右する“マンションの規模”気にしたことがありますか?

間取りも広さも分譲価格も同じようなマンションが2棟あったとします。両方とも新築で室内の設備や内装も申し分なく綺麗で充実しています。

さて、あなたなら総戸数20戸の小規模マンションと、総戸数300戸の大規模マンション、どちらを選びますか?

子育て世帯においては、子供にとって良い環境を重視すると思いますが、実は子育て環境がマンションの「規模」によって大きく左右されることをご存知でしょうか。

あまり気にしたことがないと思いますが、子供と共に住み心地のよい住環境を求めるならば、マンションの「規模」は重要なポイントとなるのです。

大規模と小規模どちらを選ぶべきかについては、先ほどの賃貸か持家かのところでお話したのと同じように、人の考え方や価値観にもよります。

ですが、家族や家族のライフスタイルにとってどちらが向いているのかについては、以下をお読み頂き、参考にして頂ければと思います。

大規模マンション・小規模マンションどっちがいいの?

大規模マンション・小規模マンションには、それぞれメリットもデメリットもありますが、ここでは子育てをするという目線でそれぞれのメリットとデメリットをあげてみたいと思います。