ファッションのこだわりも語った小池百合子都知事

 一般社団法人日本メンズファッション協会主催の「第45回ベストドレッサー賞発表・授賞式」が30日、東京都内で行われ、小池百合子都知事、女優の松下奈緒、俳優の菅田将暉、別所哲也、女子レスリングの伊調馨選手、漫画家の荒木飛呂彦氏ほかが出席した。

 「政治部門」で受賞した小池知事は、環境大臣だった2005年に続き、これが2度目の受賞となるが「何度いただいてもうれしいものですね」とニッコリ。この日はブルーのジャケットに黒のロングドレス姿で、ウールが似合う人に贈られる「ウールマーク賞」の同時受賞も果たした。

 普段からそのファッションも注目される立場にあるが、「着回しがポイントですね。順列組み合わせで何通りもできるようにしています」と自身のこだわりを披露。一方、「お仕事への意欲の源は?」という質問には、「ちょっと“ええかっこしい”かもしれませんが、使命感、そして『都民ファースト』ということを実現したいなというその思い一つです。長く生きているので、あまり(他のことに)こだわらずに、その1点に集中しようと思ってやっております」と政治家としての熱い思いを口にした。

 また、仕事柄、所有している服は「ジャケット形のスーツ、セットアップがほとんどです」と小池知事。「何枚ぐらい?」という質問には「春夏秋冬で、50枚ぐらいですかね」と答えつつ、「いまだに、キャスター時代の物を着ていますので…。何を言いたいかと言いますと、“あまり体型が変わっていない”ということなんです」とちゃめっ気たっぷりにアピールした。

 「襟の幅は変わったりするので、それはお直しに出しながら。未だに留学中に着ていたのでさえ着ています。好きなものは大事に着るんです」とマイルールも明かしたが、リポーターから「体型が変わらないのがすごい!」と絶賛されると「そりゃ、少しは変わりますよ。ウエストを広げたり…。言わせないでください!」と照れ笑い。足元が透けている今日のドレスを「セクシー」と評された際にも「これも“情報公開”の一環として…」とユーモアで返していた。

 受賞者は以下の通り。

【第45回ベストドレッサー賞】
「政治部門」小池百合子(東京都知事)
「経済部門」岡崎忠彦(株式会社ファミリア代表取締役社長)
「学術・文化部門」荒木飛呂彦(漫画家)
「芸能部門」松下奈緒(女優・ピアニスト・作曲家・歌手)
「芸能部門」菅田将暉(俳優)
「スポーツ部門」伊調馨(金メダリスト/ALSOK所属)
「インターナショナル部門」別所哲也
 (俳優・「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」代表)