最新技術で公開時『ジョーズ』が完全復元! 必見の特別映像が公開

2012.6.18 17:38配信
ブルーレイ『ジョーズ』コレクターズ・エディション

ユニバーサル映画100周年を記念してブルーレイ化が決定したスティーヴン・スピルバーグ監督の傑作『ジョーズ』の特別映像がこのほど公開され、最新のデジタル技術を駆使して公開当時の画質が甦らせるための地道な修復作業の過程が紹介されている。

『ジョーズ』の特別映像

『ジョーズ』は、1975年のアメリカ映画。平和な観光地アミティに凶暴な人喰いサメが出現し、警察署長のブロディ、海洋学者のフーバー、サメ狩り達人のクイントが、人喰いサメを相手に壮絶な戦いを繰り広げるパニック・アクション。全世界で大ヒットを記録し、アカデミー賞3部門を受賞。スピルバーグ監督の名を広く映画ファンに知らしめた傑作だ。

本作の撮影は35ミリフィルムで行われたため、オリジナルのネガは時間の経過とともに劣化。作業するごとに傷がつき、静電気などの影響で変色してきた。修復スタッフは本作を完璧な状態でソフト化するため、全世界で保管されている『ジョーズ』のプリントの状態を調査。特殊な溶液によって傷を修復し、1フレームずつデジタルスキャンした後に、そのすべてのカットで傷やゴミを取り除き、色を劇場公開時の様子に復元していく。映画は1秒間に24コマで撮影されており、『ジョーズ』の上映時間は約124分(約7440秒)。想像するだけで膨大な作業だ。

サウンドトラックも同様で、公開時はモノラルだった音声をすべてデジタル化した上で、セリフの音、効果音、ジョン・ウィリアムズが作曲した音楽のバランスをとりながら7.1チャンネルに再構成した(ブルーレイにはオリジナルの雰囲気を楽しめるモノラル音声と、5.1チャンネルの日本語吹替版も収録されている)。とは言え、フィルム撮影の色味やテイストに強いこだわりのあるスピルバーグ監督が監修を務めただけあり、本作の修復作業は“オリジナル版”を最大限に尊重して行われたようで、修復された『ジョーズ』が再び35ミリフィルムに焼かれて保管庫に収められたことからも、スタッフたちが過剰な修正や改悪を行わず、1975年の『ジョーズ』を現代に甦らせるべく作業したことが伝わってくる。

このほど公開された特別映像は、今回の修復作業に関わったスタッフとスピルバーグ監督の証言、修復作業の現場をおさめた8分超の貴重な映像で、『ジョーズ』ファンだけでなく、すべての映画ファン必見の内容に仕上がっている。

ブルーレイ『ジョーズ』コレクターズ・エディション
8月22日(水) 発売
5040円(税込)
発売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント

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