齋藤直人(ヒト・コミュニケーションズ サンウルブズ) (C)F.SANO

目指すは開幕2連勝だ。2月14日、ヒト・コミュニケーションズ サンウルブズが主将主導の前日練習キャプテンズランを行った。前節、V3王者クルセイダーズを破り連勝スタートを切ったチーフス戦へ向けて、沢木敬介コーチングコーディネーター、PRジャレッド・アダムス、SH齋藤直人が意気込みを語った。

【チケット情報はこちら】

「ディフェンスからチームを作っても面白くない。やっぱり得点を取るラグビーをしたい。ターゲットは30点。自分たちの強みを出せれば、観ているファンも楽しい試合ができるのでは」(沢木コーチ)
「14本中14本成功は今知ったが、ラインアウトは開幕に向けてしっかり時間をかけて練習できた。スクラムはケガ人も戻りしっかり練習した。次の試合ではしっかり組んでいきたい。セットピースでボールを保持して、エンタテインメント性のあるラグビーを見せたい」(アダムス)
「チーフスは2連勝しているし、カウンターの得意なイメージがある。キックの使い方が大事になる。相手に簡単にボールをあげるキックは蹴ってはいけない」(齋藤)

初先発となる齋藤について、沢木コーチは「プレッシャーはある。一流になるには絶対それを乗り越えないといけない。プレッシャーを力に変える、逆に楽しむくらいの図太さがほしい。彼がうまいのはパス。しっかり長いパスを放れる。早いテンポを作るのもうまい。今後BKスペースを見られるようになれば、さらに可能性は広がる」と期待を寄せた。当の本人は「やってやろうとすると空回りするので、自分の役割、やるべきことを一つひとつやっていきたい。トイメン(SHブラッド・)ウェバーは俊足で早いテンポのさばきがすごい選手だが、そこで負けたくない」と気負わないながらも、野心を隠そうとはしない。

サンウルブズの試合登録メンバーは以下の通り。
1ジャレッド・アダムス、2ジャバ・ブレグバゼ、3コンラード・ファンフィーレン、4谷田部洸太郎(パナソニック)、5マイケル・ストーバーク(近鉄)、6ミッチ・ジェイコブソン、7布巻峻介(パナソニック)、8ジェイク・シャッツ、9齋藤直人(早稲田大学)、10ガース・エイプリル、11タウタラタシ・タシ、12ベン・テオ、13森谷圭介(パナソニック)、14シオサイア・フィフィタ(天理大学)、15ジェームス・ダーガヴィル、16エフィ・マアフ、17クリス・イーヴズ、18ヘンカス・ファンヴィック、19ジャスティン・ダウニー(東京ガス)、20テビタ・ツポウ(パナソニック)、21木村貴大、22中野将伍(早稲田大学)、23JJ・エンゲルブレヒト

『スーパーラグビー2020』第3節・チーフス戦は2月15日(土)・秩父宮ラグビー場にてキックオフ。チケット発売中。