ふとん乾燥機「AD-X80」(右)とコードレススティッククリーナー「iNSTICK(HC-VXF30P)」

朝晩の冷え込みが厳しくなり、冬用のふとんを出した人は多いだろう。しかし、長い収納期間を経て使う際、注意したいのがふとんに潜むダニだ。今回、三菱電機のふとん乾燥機「AD-X80」とコードレススティッククリーナー「iNSTICK(HC-VXF30P)」を使ったふとんケアの機会を得たので、使い勝手と効果を検証したい。

まずは隅々までしっかり高温で乾燥を

ダニ対策で重要なのが湿気を残さず乾燥させることだ。ダニを死滅させるには、一般的に50℃以上で約20分~30分の加熱が必要と考えられている。さらに、ふとんの表面だけ高温にしても、ふとんの奥や隅の温度が低いままだと、低温の部分にダニが逃げるだけで効果がない。ふとんを隅々までしっかり高温にしないと、せっかくふとん乾燥機を使用してもダニ対策の効果は薄くなってしまう。

三菱のふとん乾燥機「AD-X80」は、乾燥マットをふとんの上に敷いて使うタイプ。ほかの機種と異なるのは、独自の乾燥マットの大きさだ。ふとんのダニ対策をする場合、マットを広げて使うようになっている。

いったん、乾燥させたいふとんの上にマットを敷いた後、マット左右をもう一段階広げて、ふとんを包み込む。ふとんを包んで、温風をふとんの隅から中綿まで、しっかり行き届かせられるので、ダニを徹底的に退治することができる。

実際に使った様子を紹介しよう。まず、乾燥マットを敷き、ダニ対策するふとんの上に置く。そしてマジックテープを外して両端を広げ、ふとんに巻き付ける。乾燥マットは両端まで広げると、約2倍の大きさになった。

マットを設置後は、保温用に掛けふとんを2枚のせて準備完了。本体のスイッチで「ダニパンチ」モードを選び、乾燥を始めると、間もなく掛けふとんが膨らみ始めた。外から見ても、ムラなくしっかり温風が行き渡っていることがわかる。

死がいやフンの掃除もお忘れなく

約90分で乾燥が終了。ふとんを触ってみると、裏側までしっかり高温になっていた。ここでふとんを使い始めたいところだが、もう一度、ダニ対策するふとんをひっくり返して裏面を上側にし、再度乾燥させ、ふとん裏面もしっかり乾燥させることも重要だ。また、ふとんにはダニの死がいやフンがまだ残っている。そこで、掃除機の出番だ。

コードレススティッククリーナーの「iNSTICK(HC-VXF30P)」には、ふとん掃除専用の「アレルパンチふとんクリーンアタッチメント」が付属する。アタッチメントは結構な大きさだが、大型車輪がついている。本体に装着してスイッチを入れると、ふとんの上を滑らせるように動かすことができるので、手にかかる負担は少なく、女性でも楽に操作できそうだ。コードレスだから、ふとんの上でコードが邪魔にならず、小回りが効いて使いやすい。また、アタッチメントの底面部には「アレルパンチ植毛」がついているので、ダニの死がいやふんなどのアレル物質を抑制してくれるのもうれしい。

これでふとんのダニ対策は完了したが、ふとん乾燥機「AD-X80」のマットを広げると、かなりの大きさになり、ふとんを包むのが少々面倒だった。設置や片付けにはそれなりの時間がかかるので、現実的に、毎日、使用するのは難しいだろう。

ただ、冬場にちょっとだけふとんを温めたい場合は、乾燥マットを使わず、ホースをふとんに差し込むだけで、足元などに心地よい温かさが得られる。また、ダニ対策ではなくふとんを乾燥させるだけなら、マットを両端まで広げなくても十分。日常的には敷きふとんと掛けふとんの間にマットを置いて、ふとんを乾燥させるだけで充分だ。季節の変わり目など、しっかりダニ対策を行いたい時は、マットを広げてふとんを包むといった具合に使い分けるといいだろう。

高層マンションなどでは、安全や美観の観点から、バルコニーでのふとん干しを禁止しているケースが多く、ふとんのダニ対策は、悩ましい問題となっている。ふとんの乾燥だけならふとん乾燥機「AD-X80」、ダニ対策も万全にしたいなら「AD-X80」とコードレススティッククリーナー「iNSTICK(HC-VXF30P)」の組み合わせがおすすめだ。(BCN・廣瀬秀平、南雲亮平)

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