1985年の初演以来、世界43か国で上演され、6千万人を超える動員数を記録した大ヒットミュージカルを映画化した『レ・ミゼラブル』の日本版特報がこのほど公開された。
本作の基は、19世紀にヴィクトル・ユーゴーが書いた同名小説。ひと切れのパンを盗んだために19年もの間、牢獄生活を送ったジャン・バルジャンの波乱の人生を描いている。同書は繰り返し映画化、ドラマ化、舞台化され、戦前には日本でも繰り返し実写化されてきた。本作はユーゴーの小説ではなく、1985年初演のミュージカル版を基にした初の映画となり、ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライド、エディ・レッドメイン、ヘレナ・ボナム=カーター、サシャ・バロン・コーエンらが出演する。
このほど公開された特報映像は、ハサウェイが歌う人気曲『夢やぶれて(I Dreamed a Dream)』にのせて、主人公ジャン・バルジャンを演じるジャックマンや、警官ジャベールを演じるクロウら出演者の姿が次々と映し出されていくもの。短い映像ながら本格的な歌唱シーンや、19世紀のフランスを再現したセット、過酷な運命に翻弄される登場人物たちを全身全霊で演じる俳優たちの姿を垣間見ることができる。監督を務めるのは、『英国王のスピーチ』で米アカデミー賞作品賞、監督賞などに輝いたトム・フーパー。彼が、全世界で熱狂的なファンを多くもつミュージカルをどのように大スクリーンに描き出すのか気になるところだ。
本作は、12月28日(金)から日本公開が決まっていたが、反響の大きさから公開半年前の段階で同月の22日(土)〜24日(月)に先行公開されることも決定している。
『レ・ミゼラブル』
12月28日(金)TOHOシネマズ 日劇他、全国ロードショー
※12月22日(土)〜24日(月)先行ロードショー