“独立キッズ×共感親”パターンの親子は愛情表現に注意しよう

本書では、親子それぞれのタイプによる特徴のほか、親と子の組み合わせ9パターン別のアプローチ法も掲載されています。私たち親子のパターン“独立キッズ×共感親”のパターンを見てみましょう。

このパターンの親子は根本的に価値観が違うので、すれ違いが生まれやすいそう! 独立キッズには、共感親の愛情表現が理解されないのだとか……。ではいったいどうすればいいのでしょう。

このパターンの親が肝に銘じておきたいのは、「子どもは近寄れば近寄っただけ、離れていく」ということだそう。何とも切ないですね。

独立キッズは1日も早く一人前になりたいと考える傾向が強いので、寄り添いたいと考えたい共感親と愛情の定義が大きく異なるのです。

ですから、親は我が子の自立心を尊重して、見守る姿勢を大切にするのがポイントだそう。ちなみにリオ五輪で活躍した内村航平親子はこの組み合わせです。

(3)努力を見せずにサラッとこなす“直感タイプ”

ちなみに、もう1つのタイプは直感タイプ。頭の回転が速く、スイッチが入ると一気に行動することができるそう。また、他人の見えないところで努力し、サラっとスーパープレーを披露して周りをアッと言わせるのもこのタイプ。

孫正義さんや三木谷浩史さんなどの実業家やイチロー選手、松井秀喜選手、吉田沙保里選手などもこのタイプだそうです。

自分や子どもがどのタイプか知りたいという人はぜひ、本書をチェックしてみてください。

相手が理解しやすい言葉や、モチベーションが上がる言葉がけを知ることで、親子のコミュニケーションがグンとスムーズになるのではないでしょうか。

ライター。音楽系の出版社で6年間勤務した後、かねてからの目標であったアメリカでの短期留学を果たし、現地でフリーペーパー制作のボランティアを行う。帰国後は、実用書を扱う出版社にて女性エッセイや心理本などの編集を担当。その後、ライターとしての活動を始める。北欧のヴィンテージ食器が好き。