伊藤英明

海上保安官たちが直面する海難事故の現場をダイナミックに描いたシリーズ第4弾『BRAVE HEARTS 海猿』の完成披露試写会が19日、都内で開催され、主演を務める伊藤英明をはじめ、加藤あい、佐藤隆太、仲里依紗、三浦翔平、平山浩行、伊原剛志、時任三郎、羽住英一郎監督が出席した。会場には約4000人のファンが駆けつけ、ブルーカーペットを闊歩する伊藤らに大興奮。伊藤も「待っていてくれて、ありがとうございます」と感無量だった。

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映画やドラマなどで支持を得た人気シリーズ『海猿』。2010年9月に公開された『THE LAST MESSAGE 海猿』で完結したが、復活を望む多くのファンの声もあり第4弾として続編が制作された。本作では、海上保安庁のエリート集団「特殊救難隊」に配属された仙崎(伊藤)と長年のバディ・吉岡(佐藤)らが、東京湾に緊急着水したジャンボジェット機事故の人命救出にあたり活躍する姿が描かれる。

伊藤は「ようやく海上保安庁の“最後の砦”である特殊救難隊のユニフォームに袖を通すことができた。これだけ愛される作品にめぐり会えるのは、めったにないことだし、皆さんのおかげです」とシリーズ続行を後押ししたファンに感謝しきり。『海猿』シリーズとしては初めての夏休み公開で「夏休み映画という大役に、何が何でも成功させなければとプレッシャーもあったが、今日皆さんの声援を聞いて間違いなく成功すると確信した」と武者震いしている様子だった。

伊藤演じる仙崎の妻・環菜役の加藤は「本当に愛されている作品だと改めて感じています。今までありがとうございますと言いたいし、皆さんのおかげで4作目を迎えることができました」と涙ながらにあいさつ。佐藤も「ファンの皆さんに納得していただける作品になった」と自信満々。映画では久しぶりに伊藤との “バディ”関係が復活し、ステージ上でもふたりで丁々発止のやり取りを披露していた。

三浦は「事務所より先に、英明さんから『また“海猿”やるぞ』と連絡があった」と裏話を披露。一方、仲、伊原らシリーズ初参戦組は現場のハードさに「苦労した」と口を揃えた。シリーズ全作のメガホンを執る羽住監督は「全力を出しきり、今までで最高の『海猿』に仕上がった」と胸を張っていた。

『BRAVE HEARTS 海猿』
7月13日(金)全国ロードショー