近年では大人だけでなく子どもの肥満が問題となり、子どものメタボリックシンドローム基準が設定されています。

子どもの肥満は、その約70%が成人肥満になり、将来、生活習慣病のリスクが高まると懸念されています。

今回は、子どもの摂取カロリーを気にするママのために、子どもたちが大好きな揚げ物のカロリーカット法についてご紹介します。

素材の選び方、下処理の仕方

揚げ物といえば、唐揚げ、天ぷらをはじめいろいろあり、子どもたちの好物でもありますよね。食べさせたいけれども、太るのも心配……というときに、ヘルシーにするコツをご紹介いたします。

唐揚げ

唐揚げの定番肉“鶏もも肉”を“鶏むね肉”に変えると1割カロリーダウン。さらに皮なしを選べば約半分ほどのカロリーダウンになります。むね肉だとパサパサして嫌という方は、むね肉を20分ほど水に浸けてから調理をすると、ふっくら仕上がります。

また、できるだけ素材は大きく切るようにすると、小さく切るよりも全体の表面積が少なくなり、パン粉や油の使う量が減り、ヘルシーになります。

天ぷら

さつまいも、ごぼう、エビ……色々な食材を楽しめる天ぷらですが、水分の少ない食材空気を含んでいるのが少ない食材を使用することで、食材が油を吸いにくくしてくれます。

じゃがいも、かぼちゃ、れんこん、キス、鯵など食材に水分が少ないものは、油を吸う量も少ないのですが、クルトン(食パン)やかき揚げ、ナスなどは空気や水分のあるところに油が入り込んで吸収率をアップさせてしまいます。

そして、揚げ物の全般において、揚げる前に電子レンジで加熱しておくと、揚げる時間が短縮されて素材が油を吸収する量が減り、さらにヘルシーになります。

その他の食材も『細かく切らない』、『事前に加熱する』ことを意識するとヘルシーに。特に、通常ヘルシーといわれているナスやキノコ類は、揚げ物にすると、じゃがいもの約7倍もの油を吸い込むためカロリーはグッと上がってしまいますので、これらの下処理をしておくといいですね。