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 新垣結衣主演TBS系ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(以下「逃げ恥」)の第9話(12月6日放送分)の総合視聴率(リアルタイムとタイムシフト視聴率の合計)が30.0%を獲得したことがわかった。12月20日の最終回を前にして初の大台突破となり、自己最高記録を更新したという。

 「逃げ恥」は第8話(11月29日放送分)の総合視聴率でも28.2%を記録。同週12月1日に放送された「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)と並び、初めて総合視聴率トップも獲得。12月13日の第10話では各地方局での視聴率も好調で地方8局で平均視聴率20%の大台超えを記録した。

 2016年の社会現象になったともいえる「逃げ恥」だが、そのブームの火付け役は星野源が歌う主題歌に合わせて新垣ら出演者が躍る「恋ダンス」。第10話のエンディングでは同局の安住紳一郎アナウンサーが突如登場。視聴者をおおいに慌てさせた。またYouTube上でファンが「恋ダンス」を多数アップしているのはもちろん、TBSの系列各局で「恋ダンス」の各局バージョンを制作、公式サイトに続々とアップされている。

 第10話は、序盤から「ムズキュン」(じれったくてムズムズするところに胸キュンすることを指す造語)が炸裂。お互いの気持ちを確かめ合い、2人で朝まで過ごすこととなった森山みくり(新垣)と津崎平匡(星野)だったが、一体何をしたらよいのか分からず。シングルベッドで添い寝をしながらの「いちゃいちゃ」発言、朝を迎えてのほっぺにチューなどに始まり、みくりが津崎の後ろから抱きつく“不意打ちバックハグ”など、ムズキュン満載の内容となっていた。

 しかし中盤以降では、津崎のリストラが正式に決定したりとやや暗雲が。終盤には、2人の初めての待ち合わせ&デートで、津崎がみくりにプロポーズ。しかし、みくりはこれを拒絶するというまさかの展開で幕を閉じた。

 最終回となる第11話では、みくりが副業を始め、生活のすれ違いから2人の間に溝ができはじめる…。従業員と雇用主という契約結婚から始まった2人の関係は、一体どんな結末を向かえるのだろうか。SNS上では、早くも「逃げ恥ロス」を嘆く声が多数出ており、最後まで「逃げ恥」人気が止まることはなさそうだ。放送は、20日22時より15分拡大。