ぜんぶ君のせいだ。左から、ましろ、如月愛海、一十三四、成海5才  撮影:源賀津己 ぜんぶ君のせいだ。左から、ましろ、如月愛海、一十三四、成海5才  撮影:源賀津己

病みかわいいをヴィジュアルコンセプトに活動するアイドルグループ、ぜんぶ君のせいだ。(以下、ぜん君。)が、12月30日に恵比寿リキッドルームでワンマンライブを開催する。まずは、11月にリリースされたセカンドアルバム『アニマあにむすPRDX』の中から、メンバーが個人的に印象深い楽曲を挙げてもらった。

ぜん君。ライブ情報

「僕は、「WORLD END CRISIS feat. ◎屋しだれ」です。苦しさがいっぱい出てるから、僕はそれが人間味あって好きだし、みなさんもいろいろ解釈してもらえるかなって」(ましろ)
「「フィリフィリア」は、もちをメインに作られた曲で、ひたすら心の中で飢えを歌ってて、すごく共感できるんです。でも、「痛カルマバ〇ス」は、ライブで、患いさん(ぜん君。のファン)とすごく盛り上がれる曲で好きですね」(成海5才/読:なるみごもち)
「「ぼっちコネクト」は、かわいいけど切ない感じで好きです。でもライブでやるのが好きなのは「ルーザーごすぺる」です。もう1個は「ねおねおじぇらすめろかおす」です。この曲は、ぜん君。を象徴するザ・病みかわいい曲なんです」(一十三四/読:ひとみよつ)
「私、「独唱無題」がほんとに大好きです。ライブが終わった帰りの高速で、この曲を思い出してオレンジの光をずっと見てると、それだけで涙が出てくるんです(笑)。この1年やって来た気持ちを歌ってる感じもするし、サウンドもきれいで心に染みます」(如月愛海/読:きさらぎめぐみ)

そして、ぜん君。の、12月30日、恵比寿リキッドルームでのワンマンライブは、彼女たちにとって最大規模の会場であり、成海5才の脱退ライブでもある。グループにとってターニングポイントでもあり、さらに2017年に向かって羽ばたく大切なライブであることは間違いない。
「今までで一番大きい会場だし、満員にしたいし、その先も大きい会場でやりたいって思いがあります。私たちは、ライブ1回やるたびに寿命を減らすくらいの気持ちでやってるし、リキッドのライブは死ぬ気でやります。そして“ぜん君。もっと上いけるな”って思って欲しいです」(一十三四)
「年末のライブなので、2016年をしっかり締めくくって、来年も行くぞ!ってライブにします。絶対後悔させないライブをするから、絶対来て欲しいです」(ましろ)
「私は、この日で脱退するんですけど、全力で絶対楽しいライブをします。とにかくたくさんの方に見に来て欲しいです」(成海5才)
「ぜん君。のライブは、ノンストップで水も飲まないので、すごく激しいんですけど、今までよりももっともっと激しく成長した姿を見せたいです。でも一番大事だと思っているのは、みんなで笑顔で帰りたいんです。5才が脱退だとしても、激しいライブになったとしても、最終的には、みんなが“いい年越しむかえられるな”って言ってもらえるようなライブにしたいです」(如月愛海)

公演は12月30日(金)東京・恵比寿のLIQUIDROOMにて。チケット発売中。

取材・文:土屋恵介