最近、高齢者の自動車事故のニュースがよく流れるようになりました。

実の親や義両親がもし自動車で過失事故を起こしたら・・・想像するだけで恐ろしいですね。人身事故で、被害者が命を落としてしまうこともあるかもしれません。

年の取った親世代には、なるべく自動車運転を控えたり、気をつけて欲しいもの。ただ、親世代には、言い方によっては聞き流されるか、反発される可能性も。

素直にこちらの助言を聞き入れてもらうには、どうすればいいのでしょう?
親世代の心を動かす伝え方をご紹介します。

まずは『承認』する

親世代の心を動かすうえで大切なのが、『承認』。ほめたり、今までの苦労や功績を認めてあげることです。まずはそこから入ります。

「小さい頃から車でいろんなところ連れて行ってくれたよね」
「学生の頃は遅くなったら車で迎えに来てくれて助かったよ」などなど・・・。

このような承認をせず、いきなり「高齢者の運転は危険だから控えて!」と言っても、反発心を生むだけです。

年老いて、生きる楽しみが若い頃と比べて減った親世代にこそ、子どもからの承認は必要なように感じます。

親が車を運転してくれることで助かったことって、たくさんあるはずです。まずは今までやってくれたことに関して、心からの感謝を伝えてあげましょう。

接続詞に注意をする

承認の後は、運転を控えたり気をつけたりすることを促しますが、そのとき、接続詞に注意をしましょう。

「小さい頃から車でいろんなところ連れて行ってくれたよね、ありがとう。“でも”、お父さんももう高齢者だし、これからの運転に関しては、いろいろ考えたほうがいいと思うんだけど?」

このような「でも」や「だけど」を使った伝え方では、先に伝えた承認が台無しになります。「でも」や「だけど」など逆説の接続詞は、相手の反発心を生みやすいのです。

伝えるなら、次のように伝えましょう。

「小さい頃から車でいろんなところ連れて行ってくれたよね、ありがとう。“ところで”、お父さんももう高齢者だし、これからの運転に関してはいろいろ考えたほうがいいと思うんだけど?」

このように、「ところで」や「そういえば」という接続詞なら、先に伝えた承認を台無しにすることがありません。反発心をあまり生むことなく、相手に意見を受け入れてもらいやすくなるというわけです。