『ダークナイト ライジング』 7月28日(土)公開
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インディーズ系の俊英を引き抜いて大成功を収めた先例としては、「バットマン3部作」の完結編『ダークナイト ライジング』が公開されるクリストファー・ノーラン監督がいる。安全パイとは程遠いエッジな内容が話題となった前作『ダークナイト』は史上5位という世界興収を達成。気をよくしたワーナーは来年公開のスーパーマン映画『マン・オブ・スティール』のプロデュースもノーランに一任している。
メジャー作への意外な起用としてはドリームワークスのアニメ『マダガスカル3』の脚本を手掛けたノア・バームバックにも注目だ。バームバックと言えば『イカとクジラ』で知られるインディーズ系の名監督で、シリーズに新味を与えてくれることは間違いない。

一方で、ハリウッドならではのイベント映画の集大成とも言えるのが、既に全米で歴代最高額となる2億740万ドルものオープニング成績を叩き出した『アベンジャーズ』。『アイアンマン』や『マイティ・ソー』など先行したアメコミ映画のスーパーヒーローを集結させたオールスター企画だけに、満を持してのモンスターヒットと言えるだろう。アメコミ映画は弱いとされている日本だが、逆襲を狙うハリウッドの最終兵器になるかも知れない。

 

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