TEAM NACSの大泉洋

 HTB制作テレビ朝日系列全国ネットの「ハナタレナックスEX(特別編) 世界遺産・知床をゆく チームナックス5人旅~絶景+秘湯×北海道グルメ=珍道中?~」全国放送“第3弾”記念取材会が5日、東京都内で行われ、出演者のTEAM NACS(森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真)が出席した。

 この番組は、北海道出身の人気演劇ユニット・TEAM NACSが唯一そろう冠番組「ハナタレナックス」(北海道ローカル)の全国ネット特別番組の第3弾で、今回は北海道の東に位置する世界遺産の秘境・知床を舞台にメンバー5人による「看板ゲーム」を通しての一泊二日のドライブ旅の様子をオンエアする。

 この日はローカル放送の収録に報道陣を招いての取材会が行われたが、会場となった都内飲食店に集まった記者たちを見た大泉は「いつも通りにやりたいな。最高に面倒くさい」、戸次も「本当にやりづらい。帰ってもらってもいいですか?」とさっそく不満が噴出。リーダーの森崎はひとり「俺は皆さんに(料理を)食べてもらってうれしいけどな。今日は一緒に楽しみましょうね」と優等生回答でメンバーから不興を買って笑わせた。

 あらためて森崎が「(結成から)20年たっても仲良く、全国放送は3度目。やっていることはくだらないけど、細く長く続けていきたいと思っています」と音頭を取って乾杯があり、昨年11月に行われたロケで冒頭から“やらかして”しまった安田は「なんとか差し止めていただきたい」と顔を歪めた。

 大泉はそもそもが「この番組はおそらく誰も見ていないと思ってやっているので、本当は全国放送なんて勘弁してほしい。我々的には何もメリットがない」と本音をのぞかせれば、戸次も「5人の意思ですが、1回目から誰も全国放送なんか望んでいない。いつだって決定事項でくる」と本気の番組批判で笑いを誘った。

 昨年20周年を迎え、一段落着いた2017年は大泉が「去年5人でたくさん会ったのでなるべく会いたくない」、戸次も「この番組の収録で月イチで会うから、これくらいのバランスで」とドライに語ったが、一方で森崎は「最初はいつも愚痴から始まるけど、いつしか真剣になって5人で遊んでいる。やめられない、5人にとって大切な存在の番組です」と愛着を明かしうまくまとめていた。

 番組は2月12日午後1時55分からオンエア。

[gallery ids="1085810,1085812,1085811"]