食塩摂取量が高くなる食品とは           

調味料以外では、どのような食品で塩分を摂っているのでしょうか。

やはり、ここも日本らしく1位:漬物、2位:干物、3位:みそ汁といった食品が上位を占めています。

しらす干しや佃煮、ワカメ、明太子など海水で育ったもの、いわゆる魚介類の加工品も塩分が多いので気をつけたいですね。

他にもラーメン、うどんはもちろん、お寿司、天丼などにも塩分が多く含まれます。

通常、保存がきく食品は保存性を高めるために塩分を入れて調整しているので、賞味期限が長い食品の塩分は気にするようにしたいものです。

日常でできる減塩法

調味料を使うのであれば、無塩のものを使うのもいいですね。ただ、加工調味料は塩分の代わりに糖分が多いこともあるので、カロリーを気にする場合は、成分表示をみると安心です。

また、カボスやレモンなどの果汁、シソやバジルなどの香草、生姜や胡椒などのスパイス、ゆずや金柑の果皮を使うことでも調味料を減らすことができます。

減塩を気にするのであれば、塩そのものだけでなく隠れた塩分にも気を使うことが近道です。和食は塩分が多いとはいえ、洋風のパン、乳・乳製品などは脂質が多め。和食ばかり、洋食ばかりではなく、偏りなく食べるようにするのがコツ。

特に加工食品や外食は塩分が多かったり、どれくらい含まれているかわかったりするので、日頃食べる食品や調味料などの塩分が多いもの、少ないものを知っておくといいですね。

株式会社Luce 代表取締役 管理栄養士、山野美容芸術短期大学講師、服部栄養専門学校特別講師、日本臨床栄養協会評議員、ダイエット指導士、ヨガ講師、サプリメント・ビタミンアドバイザーなど栄養・美容学の分野で活躍。書籍を3冊出版。本サイトではヘルスケア、食事・栄養、美容系を執筆。