『LOVE まさお君が行く!』 (C)2012「LOVE まさお君が行く!」製作委員会

「ぴあ」調査による6月22日、23日公開の映画・満足度ランキングは、香取慎吾出演の『LOVE まさお君が行く!』がトップに輝いた。2位に映画作家フィリップ・ガレルの最新作『愛の残像』が、3位に三浦健太郎の人気コミックを映画化した『ベルセルク 黄金時代篇II ドルドレイ攻略』が入った。

1位の『LOVE まさお君が行く!』は、売れない芸人の松本君とダメ犬・まさお君の道中を捉えた感動作。劇場は、香取のファンや、「犬が好きで足を運んだ」という観客が多く「自分も犬を飼っているので感情移入してしまった」「まさお君と香取くんのコンビ関係は観ていて癒された」「犬の一生懸命な姿は観ていて心を動かされた」「基になったテレビ番組も見ていたが、映画ならではの展開もあって楽しめた」などの声が寄せられた。

2位の『愛の残像』は、パリを舞台に、若き写真家と美しい女優の愛の行方と苦悩を描いた作品。「通俗的な愛ではなく、愛の“深さ”を教えられた」「単なる恋愛談に終始するのではなく、俳優の迫真の演技によって、哲学的な“愛”を見ることができた」「大人の観客に観てほしい映画」など、出口調査では考え、言葉を選びながらじっくりと感想を述べる観客が多く見られた。

(本ランキングは、2012年6月22日(金)、23日(土)に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)