(写真左より)MVPを受賞した中鶴隆彰(サントリー)、プレゼンターの高島正之チェアマン (写真左より)MVPを受賞した中鶴隆彰(サントリー)、プレゼンターの高島正之チェアマン

サントリーが4年ぶり4度目の頂点へ。『ジャパンラグビートップリーグ2016-2017』はサントリーの全勝優勝で幕を閉じた。激闘を終えた翌日の1月15日には、年間表彰式を開催。サントリー、2位・ヤマハ発動機、3位・パナソニックをはじめ全16チームの指揮官・主将・受賞選手などが一堂に会した。

ラグビー『日本選手権』 チケット情報

主な表彰選手は以下の通り。
【MVP】中鶴隆彰(サントリー) ※鶴は正式には雨冠に隹・鳥の順
【トライ王】中鶴隆彰(サントリー)
【得点王】小野晃征(サントリー)
【ベストキッカー賞】ゲラード・ファンデンヒーファー(ヤマハ発動機)
【新人賞】松橋周平(リコー)
【ベストフィフティーン】1稲垣啓太(パナソニック)、2日野剛志(ヤマハ発動機)、3伊藤平一郎(ヤマハ発動機)、4ヒーナン ダニエル(パナソニック)、5ジョー・ウィーラー(サントリー)、6ジョージ・スミス(サントリー)、7布巻峻介(パナソニック)、8松橋周平(リコー)、9流大(サントリー)、10小野晃征(サントリー)、11中鶴隆彰(サントリー)、12ヴィリアミ・タヒトゥア(ヤマハ発動機)、13立川理道(クボタ)、14山下楽平(神戸製鋼)、15松島幸太朗(サントリー)

見事にMVPの栄冠に輝いた中鶴は「ジョージ・スミスか晃征さんがもらうものだと思っていた、僕なんかでいいのかなと。受賞は1mmも想像していなかった、ゼロです」と驚きながらも、「身に余る光栄。この賞に見合った選手になるのはもちろん、これからは日本代表、サンウルブズを狙っていきたい」と今後の抱負を語った。2年目の一昨年は10トライを挙げるも、昨季は2試合出場にとどまった。今季17トライのステップアップの秘訣について「空いているスペースを攻めるのが、チームの目指すところ。そのためにチームのコミュニケーションを密に取っていた。それが好調の原因」と明かした。

さらに課題にも目を向けていた。トライ王は「世界で通用するフィジカルを手にしたい。自分の武器であるスピードを落とさずに体を大きくしたい」と先を睨んだ。また、『日本選手権』準決勝で激突する『大学選手権』8連覇の帝京大に対しても、「レベルの高いチーム。大学生と思わずに全力で戦いたい。(早稲田)大学の時に負けているので、その時の思いもある」と静かに闘志を燃やす。

『日本選手権』準決勝・サントリー×帝京大、パナソニック×ヤマハ発動機は1月21日(土)・東大阪市花園ラグビー場にてキックオフ。決勝は1月29日(日)・秩父宮ラグビー場にて開催。サントリー・流主将も「我々はチャレンジャーであることに変わりない。一戦一戦全力を尽くしたい」と勝って兜の緒を締めて臨む『日本選手権』のチケットは発売中。