肌のための食べるUVケアって?

ニキビ予防、乾燥予防など、美肌を保つ食品があるように、紫外線ダメージから肌を守る食べ物もいくつかあります。

紫外線から肌を守るポリフェノールの代表は赤ワインやぶどうの果皮やジュース、ピーナッツの果皮に多い“レスベラトロール”や、ざくろ、いちご、ナッツ類に含まれる“エラグ酸”など。

紫外線によるDNAのダメージを防ぎ、がん予防に働きかけたり、紫外線による肌の炎症を抑えたり、シミの原因となるメラニンの生成を抑えたりして、肌を守ります。

そして、ポリフェノール以外では、サケやマス、いくらやエビなどの赤い色素である“アスタキサンチン”がオススメ。

紫外線によって、体内にダメージを与える活性酸素を除去する働きが一番強いのがアスタキサンチンなので、紫外線によってできるシミやしわ、たるみも抑えることができるので、まさに食べるUVケアになるのです。

目のための食べるUVケアって?

また、紫外線は皮膚だけでなく、目にもダメージを与えます。実際、皮膚に日焼け止めクリームをしっかり塗っても、目から入ってくる紫外線の量が多いと、メラニン生成が促されることがわかっています。ですので、サングラスやサンバイザーをすることは重要ですが、目によいポリフェノールを入れることもいいですね。

紫外線から目を守るポリフェノールの代表は“アントシアニン”。ビルベリー、ブルーベリー、カシス、ナスの皮、紫芋に多く含まれており、紫外線のような有害なものから目を守り、目の機能を高めたり、眼精疲労を予防したりする働きが注目されています。

ポリフェノール以外では“ルテイン”や“β-カロテン”。目の黄斑部や水晶体に存在し、視力を正常に保つので、目のケアにはオススメ。緑黄色野菜を意識して食べると、これらの摂取につながります。

肌のケアでご紹介したアスタキサンチンも紫外線による目のダメージから守ってくれるので、併せて取り入れたいですね。


いかがでしたか。今回は食べる紫外線ケアについてご紹介いたしました。

日頃から意識して自然の“濃い色の食べ物”を取り入れるようにすると、自然とポリフェノールの多い食事になります。いつまでも若々しいキレイなママでいるためにもぜひ取り入れてみてください。

株式会社Luce 代表取締役 管理栄養士、山野美容芸術短期大学講師、服部栄養専門学校特別講師、日本臨床栄養協会評議員、ダイエット指導士、ヨガ講師、サプリメント・ビタミンアドバイザーなど栄養・美容学の分野で活躍。書籍を3冊出版。本サイトではヘルスケア、食事・栄養、美容系を執筆。