世代を超えて多くのファンを持つ司馬遼太郎原作「関ヶ原」。現在までに単行本・文庫を合わせた累計発行部数が580万部を超える小説がV6の岡田准一主演、原田眞人監督で映画化される。

 昨年8月のクランクイン前には主演の岡田(石田三成役)と役所広司(徳川家康役)、有村架純(初芽役)のメーンキャスト3人が発表され、大いに盛り上がりを見せた。そして無事に撮影も終わり、完成に向けて鋭意進行している中、第2弾となる主要キャストが発表され、公開日は8月26日と発表された。

 今回配役が決まったのは、平岳大、東出昌大、中越典子、北村有起哉、伊藤歩、音尾琢真、和田正人、滝藤賢一、キムラ緑子、西岡徳馬という個性あふれる演技派陣。

 岡田が演じる石田三成の右腕として、影日向に主君を支え勇猛果敢に戦う島左近役には平。天下分け目の決戦の命運を握る小早川秀秋役には東出。島左近の妻であり、優秀な看護師でもあった花野役には中越。

 対する東軍では、徳川家康を支え、“井伊の赤鬼”の異名を持つ猛将井伊直政役に北村。初芽と同じく「伊賀の忍び」として家康に仕え、次第に側近となっていく蛇白役には、伊藤。そして、三成憎しの思いから家康を支持する武断派の武将福島正則を演じるのは、TEAM NACSの音尾。同じく7人衆の黒田長政は和田が演じる。

 また、三成を取りたてた豊臣秀吉役には、昨年6本もの映画に出演、今最も勢いのある実力派滝藤。その妻にして徳川方を支持する北政所に、名バイプレーヤーとして数々の映像作品に出演するキムラ。三成と家康の間で強烈な存在感を発揮する前田利家役には、日本映画界を代表する名優・西岡を配役。

 また小早川秀秋を演じる東出は「『いつかご一緒したい』と願っていた原田眞人監督のもと敬愛する司馬先生の作品に出演できたことが本当にうれしく、また、一司馬ファンとしても映画の完成をとても楽しみにしています」と喜びのコメントをした。