発表会に出席した秋山翔吾選手(左)と大谷翔平選手

 J SPORTS 開局20周年プレス発表会&侍ジャパン選手 トークショーが20日、東京都内で行われ、北海道日本ハムファイターズの大谷翔平選手、埼玉西武ライオンズの秋山翔吾選手ほかが出席した。

 野球世界一奪還に挑む侍ジャパンとして、秋山選手は「楽しみな気持ちは今のところあまりない。緊張感と不安が大きいです」と心境を語った。

 一方、大谷選手は対象的に「実感がないことが大きいのかもしれないけれど、どちらかというとワクワク。ユニフォームを着て試合ができること、テレビで見ていた大会に自分自身が出られるワクワク感があります」と語った。

 普段は同じパ・リーグで戦う互いの印象について、秋山選手は「今まで存在しない野球選手だったと思う。“ピッチャー4番”って、少年野球をやっていた選手がそのまま大きくなっているような感じ」と昨シーズンの大活躍が記憶に新しい大谷選手を絶賛した。

 対する大谷選手は「とにかく優しい。怒ることがあるのかなというぐらい優しい」と表して笑わせた。

 共に初出場となるWBCへの意気込みを、秋山選手は「挑」、大谷選手は「奪」と色紙にしたためた。

 秋山選手が「向かっていく気持ち、挑んでいく気持ちが技術を上回ることもあると思う」と思いを語ると、大谷選手も「とにかく勝ちたい。優勝したい。前回負けているのはテレビで見ていて、4年後に自分が入って勝ちたいと思っていたし、そのチャンスが回ってきたので勝ちたい」と闘志をみなぎらせた。