謝罪会見を行った狩野英孝

 20日発売の写真誌『FRIDAY』で、現役女子高生との淫行疑惑が報じられたお笑いタレントの狩野英孝が21日、東京都内で会見を行った。

 会見の冒頭で頭を深々と下げた狩野は「皆さん、本当に申し訳ありませんでした」と関係者とファンに謝罪。相手の女性と出会った当初は「22歳と聞いていた」とし、年齢について疑いを持ったことも「正直、全くありませんでした」とコメントした。

 「彼女と食事した時に、その場には23歳の子もいたのですが、『(23歳の)君より年下の彼女の方が年上に見えるな』と笑って話していたぐらい」とエピソードも交え、相手が未成年だとは全く想像していなかったことを強調した。

 また「今回の報道を受けて、彼女のお父さまと直接お会いして謝罪した」という狩野は、「お父さまから『私の娘が年齢を偽って申し訳ない』という言葉と、『うちの家族は何があっても狩野さんを応援します』というお言葉を頂きました」と話した。

 だが、昨年の歌手の川本真琴とタレントの加藤紗里との二股疑惑を含め、生活態度に問題があるとし、所属事務所は狩野の「無期限謹慎」を発表した。

 相手女性との具体的な関係については「恋愛感情はありました」としつつも、「正直『好きだ』『愛している』という言葉は交わしていません」と狩野。「男女としての交際ですか?」という質問には、はっきりとしない答えを続け、「家に来たことはあります。大人としての付き合いです」としたが、相手が未成年であることを理由に、「具体的には申し上げられません」と明言を避け続けた。

 相手女性が10代と知った経緯については「恋愛を育んでいく中で、最初と見え方が変わってきた」と違和感を覚えたことから「『何かうそついていることはない?』と聞いた。その時に少し間(ま)があってから『そんなことないよ』って。『本当に?』と聞いたら『10代だ』と。さらに聞いたら『実は17歳だ』ということだった」と説明した。

 その事実を知った時、「驚きました。僕も正直、どう言葉を発していいのか分からなくて、彼女に『何でうそをついたんだ』と問い詰めることもしませんでした」と振り返った。

 相手女性の“うそ”に気付いたきっかけについては「野生の勘で『何かあるな』と思った。でもその時は、年齢だとは思っていなかった」と述懐。

 ただ「こういう接し方は良くないと思い、『何でもっと早く言わなかったんだ』『こういうのは良くない』と彼女にもその場で言いました。時期は10月ぐらいだと思う。その時は『別れる』とか、『もう好きじゃない』とかそんなことは言っていない。ただ彼女と話し合って『まずは友人関係に戻りましょう』とお話し、彼女も納得してくれた」と語った。

 その後、相手女性は「家には来ていない」としつつ、「連絡は取り合っていました」とし、今後も友人関係は続けるという。

 「相手が18歳未満でも、真剣交際ということで、ご両親にあいさつに行ったりする考えは起こらなかった?」と、結婚を前提にした交際の可能性を問われると、「僕、34歳なんですけど、ちょっと考えられないです」とうつむいた。

 復帰時期については「分からない」としたが、「しっかり反省して、みんなが『変わったね』と言うぐらいになりたい」と語った。

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