東映の時代劇ややくざ映画で活躍した俳優の松方弘樹(まつかた・ひろき、本名目黒浩樹=めぐろ・こうじゅ)さんが死去したことが23日、分かった。74歳。東京都出身。葬儀・告別式の日取り、喪主は未定。脳リンパ腫で闘病していた。

 松方さんは、1960年にデビュー。時代劇で活躍し、スターの座に就いた。深作欣二監督『仁義なき戦い』では、あくの強い暴力団幹部を熱演。『県警対組織暴力』などで強烈な個性を発揮した。他の代表作に『柳生一族の陰謀』『修羅の群れ』など。

 テレビではNHK大河ドラマ「勝海舟」に主演。「人形佐七捕物帳」「名奉行遠山の金さん」などでも主演を務めたほか、バラエティー「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」でも親しまれた。

 女優の仁科亜季子さんは元妻。

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